自動車大手ポルシェ(Porsche)は2023年1月25日に、コミュニティからの否定的な意見を受けて、同社が発行したNFTコレクション「PORSCHΞ 911」のミント(鋳造/発行)を停止して、供給量を削減することを発表しました。
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価格設定などへの批判受け「ミント停止」を発表
ポルシェ(Porsche)は2023年1月25日に、コミュニティからの否定的な意見を受けて、同社が発行したNFTコレクション「PORSCHΞ 911」のミント(鋳造/発行)を停止して、供給量を削減することを発表しました。
このNFTコレクションはポルシェの代表的なスポーツカー「ポルシェ911」に関連するNFTコレクションであり、2023年1月23日にミントを開始、当初の予定では7,500個のNFTコレクションが展開される予定となっていました。
「PORSCHΞ 911」は日本円換算で約19万円に相当する0.911ETHで販売されたものの、この価格設定には『高額すぎる』といった批判が出ており、NFTマーケットプレイス「OpenSea」における二次販売価格は一時的に0.89ETHまで下落するなど、元々の販売価格を下回る価格で二次販売される事態となっていました(※記事執筆時点のフロア価格は0.979ETHまで回復)。
このような事態を受けたポルシェは2023年1月25日のツイートで『特別なコミュニティに向けて最高のエクスペリエンスを作りあげていくために供給を削減し、ミントを停止する予定』と発表、その後のツイートでは『ミントは日本時間2023年1月25日15:00まで受け付けている』とも説明されています。
今回の事例に対しては「伝統的な大手企業がWeb3プロジェクトを推進する前にWeb3についてしっかりと学ぶ必要があることを示す事例」といった声も出ていますが、記事執筆時点では二次販売価格も回復しているため、今後の動向には注目が集まっています。