億万長者マーク・キューバン氏が語る「仮想通貨の普及に必要なもの」

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「おばあちゃんが使いたいと思えるアプリ」が必要

億万長者の実業家でNBAチームのダラス・マーベリックスのオーナーでもあるマーク・キューバン氏は、2023年10月26日に公開されたWiredの「Tech Support」の中で『仮想通貨の一般普及のために必要なもの』などについての自身の考えを語りました。

『仮想通貨は終わったと思うか?』という質問を受けたキューバン氏は『ありえない』と回答しましたが、それに付け加える形で『しかし仮想通貨にはいくつかの問題がある』とも語っています。

1つ目の問題としては「仮想通貨が投機的に捉えられていること」が挙げられており、『仮想通貨と言えばほとんどの人は投機を思い浮かべるが、それは仮想通貨本来の目的ではない』と説明されています。

2つ目の問題としては「物事をより良く、簡単にするアプリケーションが足りないこと」が挙げられており、『仮想通貨に欠けているのは、おばあちゃんが本当に使いたいと思うようなアプリケーションだ』と指摘されています。

具体的にはiPhoneを例に説明が行われていて、『App StoreとiPhoneが本格的に普及したのは、Instagram、Snapchat、Facebookなどのアプリがモバイル化されてからだった。仮想通貨は今もインスタグラムのようなアプリが登場する瞬間を待っている』と説明されています。

NFTチケットの普及はそう遠くない?

マーク・キューバン氏は仮想通貨関連の話題の中で「NFTチケット」についても言及しており、『NFTをチケットとして使用できるようになる日はそう遠くないだろう』と語っています。

従来のチケットでは転売された時に一銭も儲からないと指摘する同氏は、そのチケットがNFTだった場合には再販されるたびに「元のチケット所有者」や「チーム」もお金を稼ぐことができると説明しています。

さらに同氏は「物理的なチケット」でも「従来のデジタル転送」でもそれを実現することはできないと指摘しており、暗号資産やNFTに変えることによってそれが可能になると説明しています。

なお、マーク・キューバン氏は「NFTの購入に最適な時期」について『NFTを購入するのに最適な時期は、あなたがコレクターでNFTが大好きなとき』とコメント、『憶測で購入しないでください』とも警告しています。

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Wired報道

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