仮想通貨取引所ビットフォレックス「公式サイト閲覧不可」に|出口詐欺を疑う声も
巨額出金後、アクセスできない状態に
2017年に設立された暗号資産取引所BitForex(ビットフォレックス)のホットウォレットから5,650万ドル(約85億円)相当の仮想通貨が出金された後、BitForexの公式サイトにアクセスできなくなったことが明らかになりました。
著名なブロックチェーンリサーチャーであるZachXBT(@zachxbt)氏によると、BitForexは2024年2月23日にホットウォレットから5,650万ドルを出金した後に出金処理を停止したとのことで、それ以降は公式アナウンスが行われていないと説明されています。
Seeing some suspicious activity with the crypto exchange @bitforexcom.
— ZachXBT (@zachxbt) February 26, 2024
On Feb 23 their hot wallets saw outflows of ~$56.5M. Shortly after this time withdrawals stopped processing with no official announcements having been made since.
Currently users are asking questions on… pic.twitter.com/gFEcwExHKh
仮想通貨取引所BitForexで不審な動き。
2月23日にBitForexのホットウォレットから5,650万ドルの出金が行われた。この直後に出金処理が停止されており、それ以降は公式アナウンスも行われていない。
現在、ユーザーはXやTelegramで質問してチームに回答を求めている。興味深いことに、1ヶ月前にはCEOが辞任している。
Bitforexは「$TRB供給量の18%」と「$OMI供給量の7%」を保有している。
監視すべきウォレット
0xdcacd7eb6692b816b6957f8898c1c4b63d1fc01f
3DbbF7yxCR7ni94ANrRkfV12rJoxrmo1o2
TQcnqaU4NDTR86eA4FZneeKfJMiQi7i76o
ラグプル(出口詐欺)を疑う意見も
BitForexの公式サイトでは記事執筆時点でもアクセスできない状態が続いており、URLにアクセスすると『申し訳ありませんが、あなたはブロックされています』という文字が表示されるだけの状態となっています。
BitForexの公式サイトにアクセスできない理由などは現時点で不明であるものの、数日前に取引所のウォレットから巨額出金が行われていることや、公式Xなどでも説明がなされていないことなどから、仮想通貨コミュニティでは「ラグプル(出口詐欺)なのではないか?」と指摘する意見も出ています。
ラグプル(出口詐欺)とは、開発者・運営サイドが秘密裏に資金を引き出して持ち逃げする詐欺行為のことであり、仮想通貨業界でも多数のラグプル被害が報告されています。
最近では有名な暗号資産取引所でも同様の事例が発生しており、仮想通貨取引所「BKEX」では2023年10月末から公式サイトにアクセスできない状態が続いているため、疑わしい取引所を利用している場合には注意が必要です。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
関連のある仮想通貨ニュース
Bitcoin.com:Atari Token(ATRI)の「IEO」実施へ|トークン販売後は上場も予定
銀行口座で「ビットコイン取引」が可能に?FIS・NYDIGがソリューション開発
G7:仮想通貨取引所の経営破綻などを踏まえ「暗号資産の規制強化」
ブロックチェーンで「知的財産保護」図る|NEM財団とマスコミ団体が協力:アルゼンチン
ブロックチェーンで「保護者のいない子供達」の情報管理:米国保健社会福祉省
Kraken Japan:販売所・取引所でメイカー(Maker/MKR)取扱開始
注目度の高い仮想通貨ニュース
仮想通貨ニュース | 新着記事一覧
- ソラナDEXアグリゲーター「Jupiter」モバイルアプリ公開へ|Ultimate Walletを買収
- Solana系の最新ミームコインSLOTHがプレセールで1500万ドルを調達!上場前に購入できるラストチャンス
- シバイヌ提携のD3「*SHIBドメインとウォレットアドレスの紐付け」が可能に|連携方法も紹介
- OKCoinJapan:オプティミズム(Optimism/OP)取扱いへ|複数のサービスでサポート
- TransBoden:新たなSolanaミームコイン、100%公正な方法で「$BODENX」のローンチに成功
- Solana携帯チャプター2:MEW・MANEKIのエアドロップが「スマホ本体代」をカバー