仮想通貨(暗号資産)関連サービスを展開している「Mercuryo」は2024年9月5日に、Mastercard(マスターカード)の加盟店で自己管理型ウォレット内の仮想通貨を直接使用できるデビットカード「Spend」を発表しました。
Spendは自己管理型ウォレットで保管している仮想通貨を直接支払いに使用できる複数ブロックチェーン対応のデビットカードであり、ユーザーは9,000万以上のマスターカード加盟店でカードを利用できると説明されています。
このカードは「Apple Pay」や「Google Pay」にも対応している他、ウォレットとカードの残高を別々に管理できる機能なども搭載されています。
Spendを通じて支払われた仮想通貨は、仲介業者を介さずに直接仮想通貨ウォレットから変換して支払われる仕組みで、支払われた仮想通貨はユーロに自動変換して店舗側に送られると報告されています。
また、Spendは複数のブロックチェーンに対応したマルチチェーンカードである点も特徴で、以下のようなブロックチェーンを含む様々なブロックチェーンと互換性があると説明されています。
なお、Spendは記事執筆時点で欧州経済領域(EEA)のユーザーのみが利用可能で、将来的には他の地域にも提供範囲を拡大する計画だと報告されています。
Mastercard(マスターカード)の加盟店で使える仮想通貨対応カードは続々と増えてきており、最近では人気の仮想通貨ウォレットMetaMask(メタマスク)から「MetaMask Card」も発表されているため、今後はこのような仮想通貨対応デビットカードがさらに増えていく可能性があると予想されます。
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Souce:Mercuryo公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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