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「USDCの国内流通を視野」バイナンスジャパン、電子決済手段等取引業の登録目指す

BinanceがCircle社とパートナーシップ締結

Binance Japan(バイナンスジャパン)は2024年12月12日に、米ドル連動ステーブルコインのUSDCを発行していることで知られるCircle(サークル)社とBINANCE(バイナンス)が戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。

USDコイン(USDC)は、1USDCの価格が1ドルで安定して推移するように設計された米ドル連動ステーブルコインであり、世界中の様々な暗号資産取引所やサービスで基軸通貨・決済通貨として採用されています。

今回の提携は「USDCの普及促進」や「デジタル資産や広範な金融サービスエコシステムの発展を支援すること」などを目的としたもので、グローバル版バイナンスのサービスでもUSDCを利用可能にして、取引・決済などでUSDCを活用できる環境を整備すると説明されています。

また、バイナンスはUSDCを自社のコーポレート財務における重要なドルステーブルコインとして採用、Circle社はUSDCの信頼性と革新性をBinanceユーザーが享受できるように必要な技術・流動性・ツールをBinanceに提供するとのことです。

USDC取扱いに向け電子決済手段等取引業の登録目指す

今回の発表では、バイナンスジャパンがUSDCの国内流通を視野に入れて、電子決済手段等取引業の登録を目指すことも発表されています。

USDCは様々なブロックチェーンネットワーク上で流通していて、海外取引所の基軸通貨として使用されている他、分散型取引所(DEX)分散型金融(DeFi)のサービスでも広く活用されているため、USDCが国内取引所などで売買・使用できるようになれば、Web3関連サービスがより利用しやすくなると期待されます。

なお、今回の発表で語られている「電子決済手段等取引業」とは、電子決済手段の発行・販売・交換・仲介を行う事業のことを指します。

USDCのようなステーブルコインも2023年6月1日に施行された改正資金決済法で「電子決済手段」として位置付けられているため、国内でUSDCを取り扱うためには「電子決済手段等取引業の登録」が必要となります。

バイナンスジャパンは「USDCの国内流通を視野に入れて、電子決済手段等取引業の登録を目指す」と説明しているため、電子決済手段等取引業の登録が完了した場合には、バイナンスジャパンの各種サービスでUSDCの取り扱いが開始されることになると予想されます。

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Souce:バイナンスジャパン公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用