リップル(Ripple/XRP)は、仮想通貨市場全体で下落が進む中で早期に価格を回復させ、時価総額ランキングでイーサリアム(Ethereum/ETH)を追い越し再び「2位」の座を獲得しています。着実に成長を続けているRipple社は最近、欧州最大の決済企業とも提携しています。
こちらから読む:タイで確実に合法化|着実に成長を続ける「Ripple/XRP」
時価総額最大の「アルトコイン」に
Coinmarketcapのデータによると、現在仮想通貨リップル(XRP)は時価総額が最も大きいアルトコインとなっています。
現在の仮想通貨市場は、Michael Novogratz(マイケル・ノヴォグラッツ)氏やThomas Lee(トーマス・リー)氏などの多くの投資家の価格予想に反発する動きを見せており、サポートラインを下回ってさらなる安値を更新しています。
ハードフォークの話題で大きな注目を集めていたビットコインキャッシュ(BCH)や、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)などの主要な仮想通貨は2018年11月14日の大幅な下落の後もあまり大きな回復は見せておらず、過去24時間の変化でもマイナスの状態が継続しています。
しかしその一方でリップル(XRP)を始めとする複数の仮想通貨には、やや回復する傾向が見られており、XRPの時価総額はETHの時価総額をおよそ800億円ほど上回っています。
欧州最大の決済企業「TAS」と提携
Ripple社は現在も提携を拡大し続けており、ここ最近でも複数の大手企業と提携を結んでいます。
11月13日には欧州最大手の決済企業である「TASグループ」と提携を結んだことが明らかになった他、RippleNetに加盟している「三菱UFJ銀行(MUFJ)」が、南米を代表する大手総合金融グループであるブラジルの「ブラデスコ銀行」と協力してリップルの技術を用いて国際送金の研究開発に取り組むことを記した覚書を締結したことも報じられています。
ソフトウェア・ソリューション・プロバイダーであるTASグループは、ヨーロッパやその他の地域の商業銀行及び中央銀行と協力している企業であり、7カ国にまたがる国際的な影響力を持つと言われています。同社は世界中の150の顧客にサービスを提供しており、全世界で見ると1億枚を超えるカードを管理しているとも言われているため、Rippleとの提携には注目が集まっています。
TASグループは、既存の決済システムには
・高額な取引手数料
・決済にかかる長い時間
・視認性の欠如
などのような複数の問題があることを挙げており、Ripple社と協力することによってこれらの問題を解決できると考えています。
すでに数多くの金融機関や企業によって、その利便性が実証されているRippleの技術は新たな企業や銀行に導入され続けており、その勢いは止まる気配がありません。この数年間で数多くの新しい仮想通貨やトークンを生み出したイーサリアム(ETH)を超えたリップル(XRP)は、今後もさらにその知名度を高め、多くの国や地域で利用されていくことになるでしょう。
Rippleに関するその他の記事はこちら
リップル(Ripple/XRP)の価格|2018年11月16日
リップル(Ripple/XRP)の価格は、2018年11月15日に約50円にまで下落したもののその後は回復しており、2018年11月16日時点では「1XRP=54.38円」で取引されています。