ジョンマカフィー「リップル買え!」の真相・スマホの販売プロモーションか?
仮想通貨市場で最近話題を呼でいるセキュリティ企業McAfee創業者 John McAfee (ジョン・マカフィー氏)の Twitter アカウント乗っ取り事件ですが、
詳しく調べていくうちに「 John McAfee氏が近々販売するスマートフォンの販売戦略の一環ではないか?」という疑惑が出てきました。
現在高騰を続けるリップルが絡んでいる事件だけに、面白い内容だったので、詳しくレポートしていきたいと思います。
マカフィー砲とアカウント乗っ取りの時系列
まずは、最近話題になっている John McAfee氏が行う仮想通貨関連のツイート「マカフィー砲」の解説から行います。
マカフィー砲とは、John McAfee氏が自身の Twitter上で 12月21日から行なっていた「特定の仮想通貨に関するツイート」の呼び名です。
和訳「今日のコイン:リップルは来年コインベースで取り扱われる。買え買え買え。」
「今日のコイン」という見出しからスタートするこのツイートで名前が上がった仮想通貨は、その後 2倍から3倍にまで一気に価格上昇していました。
John McAfee氏のフォロワー数は 54万人を超えており、マカフィーの創業者という権威性も相まってこのような状況を引き起こしていたと考えられます。
しかし、この価格上昇は一時的なものなので、彼のツイート後に「いかに早く買えるか?」が、一部の投資家の間では話題になっていました。
海外のプログラマーの中には、 John McAfee氏のツイートを自動的に読み込んで、そこで名前が挙がった仮想通貨を自動で買い付けるプログラムを構築した強者もいるほどです。
しかし、12月27日に彼は Twitter上で、
Urgent: My account was hacked. Twitter has been notified. The coin of the day tweet was not me. As you all know... I am not doing a coin of the day anymore!!!!
— John McAfee (@officialmcafee) 2017年12月27日
和訳「緊急:私のアカウントはハッキングされました。Twitterに通知されました。今日のコインのツイートは私ではありません。皆さんが知っているようにもう今日のコインをやっていません!!」
と発言し、彼自身のアカウントがハッキングによってアカウントが乗っ取られていた事を公表しました。
これを受けて Twitter上で「セキュリティ企業の創業者がハッキングされるなよ!」と壮大なツッコミが飛びかっていましたが、これに対しても彼は、
Though I am a security expert, I have no control over Twitter's security. I have haters. I am a target. People make fake accounts, fake screenshots, fake claims. I am a target for hackers who lost money and blame me. Please take responsibility for yourselves. Adults only please.
— John McAfee (@officialmcafee) 2017年12月28日
意訳「私はセキュリティの専門家ですが、私はTwitterのセキュリティを制御できません。人々は私の偽のアカウント、偽のスクリーンショット、偽のレス立てを行います。私はハッカーのターゲットにされています。あなた自身で責任を取ってください。(投資は自己責任)大人の方だけでお願いします。(責任を取れない子供は何も言うな)」
と発言し、Twitter上で彼へ攻撃していた人たちを一蹴しました。
これが今回の事件の時系列です。
ジョンマカフィー氏が設計したスマートフォン
今回ハッキングされたのは John McAfee氏が使用しているスマートフォンだと言われています。
彼はリアルタイムでハッキングされている自身のスマートフォンのスクリーンショットを公開していました。
この時点で彼はハッキングされていたことに気がついていたわけですが、その後に予防措置を行い現在は乗っ取られていた Twitterアカウントも正常に戻っていると語っています。
さて、ここからが面白いのですが、
彼は、近々発売される「 private phone(プライベート・フォン)」と名付けられたスマートフォンの設計に携わっています。
同製品は、ユーザーが使用するときのみ外部接続が可能になるように設計されています。
私たちが普段利用しているスマートフォンは、GPS機能など「私たちが使っていない時でもオンライン」の状態が存在します。
この常時接続という状態が、スマートフォンがハッキングされる原因だと考えた John McAfee氏は、「ユーザーが利用する時だけオンラインになる」製品を設計したというわけですね。
private phoneのバージョン2の発売は来年 2月の予定ですから、タイミングがかなり良すぎますね。
ここからは憶測ですが、今回のハッキング問題は新しく発売されるスマートフォンの販売戦略の一環なのではないかと思われます。
真実は本人しか分かりませんが、今回の騒動でスマートフォンのハッキング問題がクローズアップされたことは間違いありません。
ところで気になるのですが、彼が現在使用しているスマートフォンは private phone のバージョン1だったような…