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Coinbase Pro:Ripple(XRP)の取り扱いを開始|上場発表で「10%以上」価格上昇


アメリカの大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は、米国時間2019年2月25日にリップル(Ripple/XRP)の取り扱いを開始すると発表しました。今回の上場発表によってXRPの価格は一時的に10%以上の上昇を見せています。

こちらから読む:大手取引所OKExにもXRP上場「Ripple/XRP」関連ニュース

リップル(XRP)の取り扱いを開始|Coinbase Pro

Coinbase(コインベース)は、米国時間2019年2月25日に同社が昨年新しく立ち上げた仮想通貨取引プラットフォーム「Coinbase Pro(コインベース・プロ)」で段階的にリップル(Ripple/XRP)の上場プロセスを進めていくことを発表しました。

上場プロセスは「4段階で進行」

今回の上場は4段階に分かれており、
第1段階:入金のみ
第2段階:指値注文の受付開始(取引成立は不可)
第3段階:指値取引のマッチング開始(成行注文は不可)
第4段階:指値・成行・逆指値を含む全ての取引を開始
という段階でサービスが開始されることになっています。

通貨ペアは「3通貨」

XRPとの取引が可能な通貨ペアは、
・米ドル(USD)
・ユーロ(EUR)
ビットコイン(Bitcoin/BTC)
となっています。デポジット期間は最低12時間とされており、十分な流動性が確認出来次第、取引が開始されることになります。

取引可能地域

取引可能地域は、
アメリカ(ニューヨークを除く)
カナダ
シンガポール
オーストラリア
イギリス
EU加盟国多数
となっており、その他の地域も後日追加される可能性があるとのことです。

Coinbeseにリップル(XRP)の取り扱いを望む声は以前から非常に多く上がっていましたが、XRPが”有価証券”に分類される可能性があることなどから、これまでは上場が見送られてきました。しかし、Ripple社側は過去に何度も「XRPは有価証券ではない」ということを強調してきています。

Coinbaseは米国の規制当局とも積極的に連帯を取っている仮想通貨取引所でもあるため、今回の上場発表は「XRPに関連する規制」や「今後のXRPの流動性」など様々な面での前進に期待が持てるニュースとなりました。

2019年2月26日|リップル(Ripple/XRP)の価格

リップル(Ripple/XRP)の価格は昨日の時点で大幅に下落しており、発表前には約33円となっていましたが、Coinbaseからの発表直後には一時的に「10%以上の価格上昇」を見せており、2019年2月26日時点では「1XRP=36.46円」で取引されています。

2019年2月12日〜2019年2月26日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)