ブロックチェーン関連の投資会社「Blockchain Capital」のゼネラルパートナーであるSpencer Bogart(スペンサー・ボガード)氏は、2019年4月16日に公開したブログ記事の中で、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)は「世界で最も興味深い財産」だと語り、ビットコインは”新たな価値を生み出すことができる大きな可能性を秘めた貴重な財産”であるということを説明しています。
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世界で最も興味深い財産「Bitcoin(BTC)」
ブロックチェーン関連会社への投資を行っているベンチャーキャピタル会社「Blockchain Capital」のゼネラルパートナーであるSpencer Bogart(スペンサー・ボガード)氏は、2019年4月16日に公開したブログ記事の中で『ビットコインはすでに利用できる世界で最も興味深い財産だ』と説明しています。
「ビットコイン」と「不動産」に複数の類似点があることを例に挙げている同氏は、ビットコインは不動産にはない独自の利点も備えているということを説明しており、”デジタルの金“とも呼ばれるビットコインは個人資産と不動産の境界線を曖昧にする技術でもあるということを説明しています。
地球上に存在する数が限られた「貴重な財産」
ビットコインと不動産の類似点の一つとしてあげられるのは「世界に存在する数が限られている」という点です。地球上に存在する土地は限られているため「土地」という財産は非常に高額で取引されています。ビットコインも同様に発行される数量が「2,100万BTC」に設定されているため、非常に希少性の高いものとなっています。
宇宙開発が進み「火星」などに移住できるようになった場合や「海上都市」などが完成した場合には、資産として保有できる土地の広さが増えることになると予想されますが、ビットコインの希少性は絶対的なものとなっています。以前に報告されたデータでは「将来的には0.28BTCを保有している人は世界で1%未満になる」というということが報告されています。
ハードフォークなどによってビットコインの代わりになる仮想通貨が誕生した場合には、ビットコインの希少性が薄れていくようにも感じられますが、これまでにビットコインからの分岐でこれまでにい誕生した仮想通貨を見ると、今後もビットコインの希少性や価値が大きく揺らぐようなことはないと考えられます。
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ビットコインは「保管・管理や持ち運びが簡単」
ビットコインは「不動産にはない独自の利点」を備えています。不動産を持ち運ぶことはできませんが、ビットコインは持ち運ぶことが可能であり、国境を超えて気軽に資産を移動することができます。
不動産はそれを維持・管理するための費用がかかりますが、ビットコインの場合は壁やフェンスなどを建てなくても簡単かつ安全に安値で保管することができます。
より安全に資産を管理するためのハードウェアウォレットを購入したとしても、1万円〜2万円の費用しか必要ありません。この費用を最初に支払えば大切な暗号資産を安全に保管することができます。
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インターネットを通じて「安い費用で瞬時に移動可能」
ビットコインは世界中に持ち運ぶことができ、インターネットを通じて送信すれば地球上の様々な場所にわずかな費用だけで瞬時に送ることも可能です。
一般的に不動産取引を行う際には、売買価格の5〜10%の諸費用が必要になると言われていますが、ビットコインは1%の割合で取引することが可能です。近年特に注目を集めているLightning Network(ライトニングネットワーク)を使用すれば、これらの手数料や送金時間をさらに削減することができます。
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人種・宗教・性別の壁を超えた「平等かつ安全な資産」
ビットコインは世界中の全ての人々に使用する権利があります。インターネットがあれば人種、宗教、性別などに関係なく誰でも簡単に世界中で採用されている資産を保管・使用することができます。
自分の資産を管理できるのは秘密鍵を持っている本人だけであり、ネットワークを管理しているのは世界中に点在する不特定多数の人々です。特定の企業や団体に財産を預ける必要はなく、逆に信頼できる団体に預けたい場合はそれを選択することも可能です。ビットコインは強固なセキュリティを誇る、信頼を必要としないオープンネットワークによってに支えられています。
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さらなる可能性と価値をもたらす「多くの企業や開発者たち」
ビットコインは現在、急速に開発を進める多くの人々によって支えられており、その発展を支えている人々は「より良い環境造り」や「より便利で魅力的なサービスの構築」に取り組んでいます。
「続々とリリースされるアプリケーション」や「ビットコイン決済を導入する企業・店舗」は、ビットコインという”土地”により多くの可能性と価値をもたらします。
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10年間に渡って高まり続ける「資産価値」
過去10年間に渡って進められてきたこれらの環境づくりによって、ビットコインの価値はさらに高まっており、今や世界各国の政府や伝統的な投資家たちも無視できない存在となってきています。
価格の暴落などによってこれまでに何度も「死んだ」と言われてきたこの新たな資産は、誕生から10年が経過した今でも順調に価値を高め続けています。
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ビットコインは今後「さらに便利な財産」に
「デジタルゴールド」とも言われるビットコインをあえて「価値を高めるためにさらなる開発を進めることができる”土地財産”」に例えているスペンサー・ボガート氏は、記事の最後を次のように締めくくっています。
最後に、この財産は「急速に拡大しインフラを改善する経済成長に囲まれています。
異なる人々が橋やトンネルそして鉄道を建設しており、それらがあなたの財産をもっと便利なものにすることを願っています。私はこの財産の一部を個人的に所有しており、Blockchain Capitalのベンチャーファンドを通じてそれを利用しています。
注:私は意図的に私有財産と不動産を混同しています。なぜならば、
i)ビットコインは境界線をぼやけさせます。
ii)区別は最初から任意です。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)という土地の上ではすでに世界中の多くの人々が生活しており、新しいお店や他の街と繋がるための道路作りに取り組んでいます。2,100万BTCという広さの中で様々な建造物が建てられ、街中に高速なネットワークが構築されることによっで、ビットコインという名の土地財産は「世界中の人々を魅了する大都市」へと成長していくことでしょう。
>>スペンサー・ボガート氏のブログ記事はこちら
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