暗号資産ウォレット利用者、右肩上がりに急増|令和元年時点で「3,600万人」突破
仮想通貨市場では長い間大幅な価格変動が続いており、これまでにも複数の専門家たちが「ビットコイン(Bitcoin/BTC)は死んだ」といったコメントを語ってきました。価格の面から見ると、急激な下落によって投資家離れが起こっているようにも見られがちですが、長年に渡って世界中の人々に愛用されている「Blockchain Wallet(ブロックチェーンウォレット)」のユーザー数は"右肩上がり"で急速に増加しています。
ブロックチェーンウォレット利用者は「右肩上がり」
仮想通貨の価格は昨年大幅な下落が見られましたが、仮想通貨ウォレットの数は市場の浮き沈みに関係なく着実に増加し続けています。弱気市場の間もウォレット数は増加を続けていましたが、ここ最近でもさらにユーザー数が増加し続けていることが報告されています。
様々な業界の市場データを提供している「Statista」が公開しているデータによると、仮想通貨が誕生して以来非常に多くの人々に愛用されてきた代表的なウォレットである「Blockchain Wallet(ブロックチェーンウォレット)」のユーザー数は、2016年第1四半期には670万人だったのに対して、2019年第1四半期には3,460万人にまで急増していることが示されています。
(画像:Statista)
また「Blockchain Wallet」を提供している「Blockchain.com」のデータでは、ウォレットのユーザー数が増加していることが明確に示されており、2011年11月29日から2019年5月1日までのチャートは、はっきりとした"右肩上がり"となっています。
(画像:blockchain.com)
このデータでは、2019年5月1日時点のユーザー数は「36,684,160人」となっており、約2年前のユーザー数である「13,439,324人」から3倍近くまで増加していることが示されています。特に今年の4月頃からは増加の勢いが強まっている傾向も見られるため、今後はさらにユーザー数が増えていくことが予想されます。
仮想通貨ウォレットは目的に応じて「使い分け」を
仮想通貨を保管するウォレットには様々な種類があります。
「Blockchain.com」が提供している「Blockchain Wallet」では、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ステラ(Steller/XLM)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
などを保管することができるようになっており、"信頼性の高いウォレット"として非常に多くのユーザーに愛用されています。
また、世界中の様々な企業によってスマートフォン向けに提供されているウォレットアプリを使用すれば、より気軽に仮想通貨を管理することができ、アプリによっては日本の店舗で決済手段として仮想通貨を使用することができるものの存在します。
しかし、インターネットに接続されているウォレットはハッキングの危険性もあるため、長期的に保管しておきたいと考えている仮想通貨は、インターネットに接続されていない、
・Ledger(レジャー)
・Trezor(トレザー)
などのハードウェアウォレットを使用すると良いでしょう。
当メディアではこれまでにも様々なウォレットを紹介してきているので、ウォレットをお探しの場合は過去記事も参考にされて見てください。