ビットコイン価格「1万ドル」割り込む|下落相場「2〜3週間」続く可能性も
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、先月26日に150万円まで上昇して以降下落が続いており、本日2日には以前に重要視されていた1万ドル(約108万円)のラインを一時的に割り込みました。その後はやや回復したものの下落傾向は現在も続いており「100万円を下回る可能性」も強まってきています。
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BTC価格、一時的に「1万ドル割れ」
ビットコイン(BTC)の価格は、6月29日に130万円台まで回復したものの、その後は再び下落しており、本日2日には重要な節目となっていた1万ドル(約108万円)を一時的に割り込みました。
その後の反発で午前8時頃には116万円近くまで回復したものの、下落傾向は依然として続いており、記事執筆時点では「1BTC=110万円前後」で取引されています。
2019年6月13日〜2019年7月2日 BTC/JPYの1時間足チャート(画像:bitbank)
ビットコイン市場は健全?専門家の見解は
ビットコイン価格は、6月22日に1万ドルを突破して以降も急速に上昇が続いていたため、一部では"過去最高値突破"を期待する声も上がっていましたが、一方では大幅な調整を警告する意見も出ていました。ヘッジファンドなどの大口投資家は、買いに追随せずに価格下落時のリスクヘッジとして"売りポジション"を増やしていたとみられています。
価格下落は続いているものの、これまでの価格上昇が異常だったこともあるため、仮想通貨業界の専門家たちは「今回の下落は市場が健全である証」だと捉えており、現在も楽観的な見方を示しています。
ビットコイン強気派としても知られるMichael Novogratz(マイケル・ノヴォグラッツ)氏は以前に「ビットコインはしばらくの間1万ドル〜1万4,000ドル(約108万円〜150万円)の範囲で停滞する可能性がある」と語っており、Twitterで74,000人のフォロワーを持つ人気のアナリストBig Cheds氏も「ビットコイン価格は9,100ドル(約98万円)付近まで下落する可能性もある」という考えを語っていました。
1万ドルのサポートラインが現在も維持されていることを考えると、依然として強気派の投資家たちは、100万円前後で買い貯めていると予想されます。
再び「80万円台」の可能性も?今後注目すべき価格帯
間近の注目ポイントは「1万ドル(108万円)のサポートラインを維持できるか?」になると考えられますが、1万ドルを下回った場合にはさらに大幅な下落が見られる可能性があるとも言われています。
その場合には、1万ドル到達前の重要ラインとされていた100万円付近まで下落する可能性があります。米国の格付け機関であるWeiss Ratingsなどは、以前からビットコインの大幅な調整を警告しており、最近のツイートでも「次回の調整はより厳しいものになる可能性がある」と語っていました。
100万円のラインを下回った場合には「パニック売りが引き起こされる可能性がある」とも言われているため、今後の動きには注意が必要です。日足チャートで見ると、現在の価格はこれまでも重要な基準として考えられてきた「200日移動平均線」を大幅に上回っているため、80万円〜90万円ライン付近まで下落する可能性もあると言えるでしょう。
2017年7月27日〜2019年7月2日 BTC/JPYの日足チャート(画像:bitbank)
先月末に「ビットコインの上昇トレンドは"900日間"続く可能性がある」との見方を示していた人気の仮想通貨トレーダーJosh Rager(ジョシュ・ラガー)氏は、先日「ビットコインは今後2〜3週間下落するかもしれない」との予想を語っています。
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