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ブロックチェーン・仮想通貨ニュース週間まとめ|2019年7月21日〜27日


2019年7月21日〜27日にかけて紹介した仮想通貨・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。

こちらから読む:2019年7月の「仮想通貨・ブロックチェーン」ニュース一覧

Bakkt:ビットコイン先物のテスト開始

仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」は、2019年7月23日に「ビットコイン先物のテスト」を開始しました。昨年8月に「Bakkt」が立ち上げられて以降、同社の先物は多くの投資家に待ち望まれていたため、テストの開始には注目が集まっています。

米国の市場調査会社である「Fundstrat Global Advisors」は、今月18日に開催された「Bakkt Digital Asset Summit」に参加した上で「Bakktは今年の9月までにはビットコイン先物を正式に立ち上げるだろう」と予想するレポートを公開していますが、匿名の関係者は「現時点でBakktの計画にはリスクが残されており、実際に開始するためには解決すべき課題が残されている」と語っています。

バフェットランチの「延期」が決定

トロン(Tron/TRX)のCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、世界中で大きな話題となっていた”伝説の投資家”Warren Buffett(ウォーレン・バフェット)氏との昼食会が延期になったことを発表しました。

なお、この発表の前日には食事会に同席する新しい参加者2名も発表されています。ランチ自体は延期となったものの、現時点では合計4名の参加者が決定しています。

Justin Sun「過激な宣伝行為」について深く謝罪

ジャスティン・サン氏が発表した「バフェットランチの延期」は大きな話題となり、サン氏に対する批判的な意見を招く結果となりました。中国の経済メディアである「21世紀経済報道社」は、同氏の発表の後に「ジャスティン・サン氏は病気ではなく、ギャンブル・ポルノビジネスなどの違法行為に関与している疑いがあるため、中国警察から出国を停止させられている」といった内容の報道を行いました。

サン氏はその後これらの報道内容を否定したものの、一部で批判されていたバフェットランチに関する”過激なマーケティング行為”については『深く反省している』と語り、SNS上に謝罪文を投稿しています。

Facebook CEOが語る「Libraの展望」

Facebook(フェイスブック)のCEOであるMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏は、同社が2019年第2四半期決算の発表を行なったことに伴い、同社が発表した仮想通貨「Libra(リブラ)」などを含む同社の関連事業について説明する文章をFacebook上に投稿しました。

Libraの発行に関しては世界各国から懸念の声が非常に多く出ているものの、同氏はそれらの懸念”全て”に対処していく意思を語っており、各国の規制に準拠した上で「Instagram」や「Facebook」などのサービスに仮想通貨「Libra」を組み込んでいく予定であることを語っています。

マーク・ザッカーバーグ氏が語った内容はこちら

マネックスグループ「Libra協会」に加盟申請

仮想通貨取引所Coincheck(コインチェック)を運営している「マネックスグループ」の松本 大(まつもと おおき)社長は先日開かれた「2019年4〜6月期決算説明会」の記者会見の中で、「Libra」の主体となっている「リブラ協会」に参加するために申請を行なっていることを明らかにしました。

実際に参加できるかどうかは今後の審査次第となっていますが、実際に参加が決定すればマネックスグループは”日本初”のLibra協会参加企業ということになります。松本社長はLibraについて『私はLibraは大きな可能性を持っていると思うので、前向きに考えたい』と語っています。

予想的中、ノボグラッツ氏の最新予想

ビットコイン(BTC)の価格が「100万円〜150万円の間で停滞することになる」という予想を見事的中させたMichael Novogratz(マイケル・ノボグラッツ)氏は、今後の予想として「一時的に下落する可能性はあるもののビットコイン価格が過去最高値の2万ドル(約217万円)に達するのは時間の問題である」との見解を示しました。

同氏は今後も停滞が続く可能性があり、100万円を下回る可能性も考えられるものの、年末までには回復することになると予想しています。

著名技術者が語る「ビットコインの重要性」

ビットコインに関わる技術者ならば一度は聞いたことのある有名な著書「Mastering Bitcoin(マスタリング・ビットコイン)」の著者として知られるAndreas Antonopoulos(アンドレアス・アントノプロス)氏は、一部で語られている「ビットコインは不要だ」という意見に真っ向から反対しています。

同氏は、一部の億万長者たちの意見は「主観的な意見に過ぎない」と考えており、それらの技術を必要としている人が実際に存在することに目を向けることが重要だと説明しています。