
ビットコイン開発者が「Lightning Networkの脆弱性」を指摘|資金喪失の可能性も
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の拡張性や処理速度、手数料などの問題を解決する技術「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」のコーダーでもあるオーストラリアのソフトウェアプログラマーRusty Russell(ラスティ・ラッセル)氏は、2019年8月30日に「ライトニングネットワークでユーザーの資金喪失を招く可能性のある、様々なセキュリティ上の問題が見つかった」と報告しました。
こちらから読む:著名アナリスト、買いのタイミングを語る「ビットコイン」関連ニュース
Rusty Russell(ラスティ・ラッセル)氏は、2019年8月30日のツイートでビットコインのライトニングネットワーク(Lightning Network/LN)に重要な脆弱性が見つかったことを報告し、早急にアップグレードを実施するよう求めました。
同氏は具体的に、
「c-lightning 0.7.1」以前の全てのバージョン
「lnd 0.7」以前の全てのバージョン
「eclair 0.3」までのバージョン
に脆弱性が見つかったと指摘しています。
Upgrade #lightning nodes please! c-lightning < 0.7.1, lnd < 0.7, eclair <= 0.3 vulnerable:https://t.co/4E2hHUy386
— TheRustyTwit (@rusty_twit) August 30, 2019
ライトニングノードをアップグレードしてください!
c-lightning<0.7.1、lnd<0.7、eclair<=0.3の脆弱性
ラッセル氏は「Linux Foundation」のドメインで公開したメッセージの中で『セキュリティの問題は、さまざまなLightningプロジェクトで発見されている』と報告しており、これらの脆弱性は資金喪失の問題を引き起こす可能性があると指摘しています。
現時点では脆弱性の詳細についての説明は行われていないものの、同氏はその詳細を4週間後(2019年9月27日)に公開すると説明しており、それまでにアップグレードを行うよう求めています。
Lightning Networkは「ビットコインを素早く、安い手数料で送金することができる技術」として注目を集めており、ビットコインの実用性向上につながると期待されていますが、まだ比較的新しい技術でもあるため、さらなる改善が必要です。
しかし、多くの企業はこの技術の将来性に期待しており、今年6月には「リクルート(RECRUIT)」もLightning Network対応のビットコインウォレットを提供しているイスラエル企業に出資を行なっています。
ライトニングネットワークに関する記事はこちら
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