
Libraの通貨バスケット「日本円など5銘柄」で構成か|内容と比率が明らかに
仮想通貨「Libra(リブラ)」の裏付けとなっている"通貨バスケット"の具体的な内容と比率がドイツのメディア「SPIEGEL ONLINE」の報道で明らかになりました。報道によると、バスケット全体の半分は米ドル(USD)が占めており、日本円(JPY)の割合は14%だとされています。
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日本円の比率は14%、米ドルは全体の50%に
Libra(リブラ)は、複数の国の法定通貨や国債で構成される"通貨バスケット"によって価値が裏付けられたステーブルコインであることが明らかにされていましたが「通貨バスケットの具体的な内容としては、どの国の通貨が何%の割合を占めているのか」については明らかにされていませんでした。
しかし、ドイツのメディアである「SPIEGEL ONLINE」の報道によると、Facebook(ファイスブック)はドイツ連邦議会の左翼党に属するFabio De Masi(ファビオ・デ・マシ)議員からの要請を受けて「具体的にどのような割合で通貨バスケットを構成すべきか」について語ったとされています。
ファビオ氏によると、Libraの通貨バスケットの割合は、
・米ドル=50%
・ユーロ=18%
・円=14%
・ポンド=11%
・シンガポールドル=7%
となっており、各国の現金と国債で構成されると伝えられています。
これまでの報道では、中国の法定通貨である「人民元」は"Libraの通貨バスケットには含まれない"とされており、バスケットの半分は米ドルが占めることになると伝えられていたため、今回明らかになった割合はこれらの報道内容とも一致しています。
Libraはこのような複数の法定通貨をバスケットに組み込むことによって通貨の価値を安定させており、仮想通貨の問題点の1つとしてあげられる"激しい値動き"などの課題を解決していますが、Libraを問題視する意見は現在も数多く出ており、最近ではフランスやドイツなどが「Libraの開発を認めることはできない」という見解を示しています。
しかし、Libra協会のジェネラルディレクターであるBertrand Perez(バートランド・ペレス)氏は、複数の懸念を解決していく意思を語っており、「2020年にLibraを公開する」という目標に向けて現在も取り組みを進めていることを語っています。

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