Apple(アップル)社が提供しているアプリストアである「App Store」が、分散型アプリケーション(DApps)に関連するアプリを排除しようとしている可能性があることが明らかになりました。掲示板サイト「Reddit」に投稿された内容によると、仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」はApp Storeのポリシーに準拠するために同社アプリから”DAppブラウザ機能”を削除したとされています。
こちらから読む:Coinbaseで購入率が高い通貨は?「仮想通貨」関連ニュース
Coinbase Wallet「Web3 DAppブラウザ機能」を削除
米国の大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」のCEOであるBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏は、2019年12月28日に米国で人気の掲示板サイト「Reddit(レディット)」で『AppleはApp StoreからDAppsの使用に関連するアプリを排除しようとしているようだ』とコメントしました。
Coinbaseが提供しているモバイル端末向けの仮想通貨ウォレットアプリである「Coinbase Wallet」には、アプリ上で分散型アプリケーション(DApps)にアクセスするための「Web 3 DAppブラウザ機能」が搭載されていますが、現在この機能は”App Storeのポリシーに準拠するために”削除されていると伝えられています。
現時点では情報が限られているため、実際にApple社がApp StoreからDApps関連のアプリケーションを削除しようとしているかどうかは定かではありませんが、先日はGoogle(グーグル)のアプリストアである「Google Play」でも人気のイーサリアムウォレットアプリ「MetaMask(メタマスク)」が削除されているため、コミュニティの間では今後を不安視する意見が多数出ています。
iOS端末でDAppsを使用するためのアプリはすでに数多くリリースされており、ゲーム系DAppsなどは高い人気を誇っているため、DApps関連機能の提供が禁止された場合には、その他多くのアプリケーションに影響が出ることになると予想されます。
(参照元:Reddit)