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Liquid Global:Zcashなど「暗号資産28銘柄」上場廃止の可能性


グローバルに仮想通貨取引サービスを提供している暗号資産取引所「Liquid Global」が、匿名性の高い暗号資産として知られている「ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)」などをはじめとする合計28銘柄の上場廃止を予定していることが明らかになりました。

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Liquid Global「暗号資産28銘柄」上場廃止か

Liquid Global(リキッドグローバル)は非常に多くの暗号資産を取り扱っている取引所として知られていますが、匿名性の高い暗号資産として知られている「ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)」の開発・運営企業である「Electric Coin Company」の報告によると、Liquid GlobalはZcashを含めた28銘柄の上場廃止を予定しているとされています。

これは「Liquid Global」が、シンガポールで暗号資産取引サービスを提供するために必要となるライセンスを取得するための措置であると報告されています。


Liquidからシンガポールでの営業許可申請プロセスの一環として「Zcash」などを含む28銘柄を上場廃止にすることが通知されました。

Zcash開発企業は「AML/CFT規制に準拠している」と強調

現在は多くの国で暗号資産取引サービスを提供するための「ライセンス制度」が導入されていますが、このようなライセンス制度ではマネーロンダリング(資金洗浄)などの違法行為を防止するために”匿名性の高い暗号資産”を排除する傾向があります。

ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)にはプライバシー保護技術である「zk-SNARKs」と呼ばれる技術が採用されているため、そのような”匿名性の高さ”が上場廃止の原因になった可能性があると考えられています。

「Electric Coin Company」はLiquid側の判断について『私たちはLiquidの決定はライセンスを迅速に取得する目的で十分な注意を払って行われたと信じている』と述べており、上場廃止という決定について理解を示していますが、それと同時に『Zcashは資金洗浄・テロ資金供与対策が可能で規制に準拠している』ということも強調しています。

仮想通貨業界で”匿名通貨”として知られる有名なコインは今回のような問題に複数の場面で直面しており、同じく”匿名性の高い通貨”として認識されているダッシュ(DASH)の日本チームも『Dashに関しては誤解が広がっている』として、日本でDASH関連の誤解を解き、再び取引所にDASHを上場させるための取り組みを行っています。

なお「Electric Coin Company」も一連のツイートの最後で『近い将来、LiqudがシンガポールでZcashを再上場することを楽しみにしている』と語っています。