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PlanB氏が語る「ビットコインの強気相場がまだ終わらない理由」

S2F(ストック・フロー)と呼ばれる価格予想モデルをビットコイン(Bitcoin/BTC)に最初に適用したことで知られる著名アナリストPlanB氏は、2021年3月27日にツイートで『ビットコインの強気相場が終わるにはまだ早い』との見解を語り、その理由について説明を行いました。

「ビットコインの強気相場はまだ終わらない」と予想

ビットコイン(BTC)の価格予想に「S2F(ストック・フロー)」と呼ばれるモデルを最初に適用したことで知られる著名アナリストPlanB氏は、2021年3月27日のツイートで『ビットコインは強気相場突入からまだ4ヶ月しか経っておらず、終わりはまだ差し迫っていない。ビットコインはまだ始まったばかりである』との見解を語りました。

PlanB氏が数年前から使用しているS2Fモデルを用いたBTC価格予想は、ビットコイン価格の長期的な動きを正確に予測していることで知られていますが、今回投稿された画像では「ビットコインが強気相場突入後の初期段階であること」が示されています。


強気相場に入ってからわずか4ヶ月しか経っていません。おそらく強気相場の終わりは程遠いでしょう。ビットコインはまだ始まったばかりです。

「RSI(相対力指数)は95にも達していない」と指摘

PlanB氏はその後のツイートで『ビットコインの強気相場がまだ終わらない理由』についても説明を行っており、一定期間の相場における「値上がり幅」と「値下がり幅」を活用して値動きの強弱を数値で表し、「買われ過ぎ」なのか「売られ過ぎ」なのかを判断する際などに使用される「RSI(相対力指数)」がまだ”95″に達していないことを指摘しています。

同氏によると『2011年・2013年・2017年のビットコイン強気相場では少なくとも3ヶ月以上は月間RSIが”95″を上回っていたものの、現在の月間RSIはまだ”95″にすら達していない』とされています。


ビットコインの月間RSIは95にも達していません。2011年・2013年・2017年の強気相場では、95を少なくとも3か月上回っていました。まだ早いです。

PlanB氏は今月17日にも『ビットコインの強気相場は始まったばかりである』との見解を語っており、『BTC価格は10万ドル(約1,090万円)では止まらず、28万8,000ドル(約3,138万円)の平均価格まで上昇する可能性がある』との予想を語っていました。

同氏はビットコインに対して長期的に強気な立場を示していますが『ビットコインは対処しなければならない複数の問題も抱えている』とも述べており、「政府によるビットコインの禁止」や「量子コンピュータの脅威」などを課題して挙げています。

2021年3月29日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月14日に670万円付近まで上昇したものの、その後は600万円前後での停滞が続いており、2021年3月29日時点では「1BTC=6,080,860円」で取引されています。

2020年12月29日〜2021年3月29日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)