アメリカ・フロリダ州マイアミ市の市長であるFrancis Suarez氏は2021年11月3日に、次の給料の100%を仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)で受け取る予定であることを明らかにしました。同氏が実際にBTCを給料を受け取った場合には「米国で初めて給料をBTCで受け取った政治家」になると報告されています。
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「次の給料の100%をBTCで受け取る予定」と報告
アメリカ・フロリダ州マイアミ市の市長であるFrancis Suarezz(フランシス・スアレス)氏は2021年11月3日に、次の給料の100%を仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)で受け取る予定であることを明らかにしました。
Francis Suarezz(フランシス・スアレス)氏は、ビットコイン強気派として知られるアンソニー・ポンプリアーノ氏が投稿した『米国で初めて給料をビットコインで受け取る政治家は誰になるだろうか?』というツイートに返信する形で『私は次の給料の100%をビットコインで受け取るつもりだ』とコメントし、マイアミ市の最高情報戦略責任者であるMichael Sarasti氏に協力を求めています。
Michael Sarasti氏はスアレス市長のツイートに返信する形で、ビットコインで給料を受け取るために必要なアプリ「Strike」の登録リンクをスアレス市長に送ったことを報告しており、『私も先週、給料の一部をビットコインで問題なく受け取ることができた』と説明した上で、『スアレス市長は私が試験的に行った”給料の一部をBTCで受け取る”という取り組みを”給料の100%”に拡大してくれる』とコメントしています。
仮想通貨関連の取り組みを続けるマイアミ市
マイアミ市のフランシス・スアレス市長は以前から仮想通貨関連の取り組みを進めており、今年2月には市の職員がビットコインで給料を受け取ったり、税金をビットコインで支払ったり、市の財務機関の投資資金の一部をビットコインに投資したりできるようにするための計画を発表、その後2月14日にはスアレス市長が提出していたビットコイン関連の決議案が市委員会で可決されたことなども報告されています。
また、今年8月には都市のコイン発行を目指すプロジェクト「CityCoin」との協力によって、マイアミ市の仮想通貨である「マイアミコイン(MiamiCoin/MIA)」も発行されています。
仮想通貨やブロックチェーンなどの技術を活用する国や地域は徐々に増えてきていますが、マイアミ市は特に積極的に仮想通貨関連の取り組みを進めており、スアレス市長も『マイアミ市を仮想通貨の中心地にしたい』と語っているため、今後のマイアミ市の取り組みには注目が集まっています。