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香港科技大学:メタバース上のデジタルツインキャンパス「MetaHKUST」設立へ


香港・西貢区に本部を置く公立大学「香港科技大学(HKUST)」は2022年7月28日に、メタバース上に世界初のデジタルツインキャンパス『MetaHKUST』を設立する計画を発表しました。同大学では「ブロックチェーンで保護された卒業証書」や「NFT形式の成績証明書」なども導入される予定だと報告されています。

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ブロックチェーン・NFTなどの活用も計画

香港・西貢区に本部を置く公立大学「香港科技大学(HKUST)」は2022年7月28日に、メタバース上に世界初のデジタルツインキャンパス『MetaHKUST』を設立する計画を発表しました。

MetaHKUSTではXR技術(仮想現実・拡張現実・複合現実などの総称)が活用されるとのことで、『このプラットフォームは単に没入型の学習体験を提供するだけでなく、すべての学生・教員・卒業生がキャンパスを越えて創造・革新・接続するための総合的なプラットフォームとして機能する予定だ』と説明されています。

具体的には香港と広州の2つのキャンパスを仮想的につなぐ学習環境を構築することが計画されているとのことで、両キャンパスを仮想空間で接続することによって、学生が授業に参加する際の地理的な制約を克服できるようにする狙いがあると報告されています。

このデジタルツインキャンパスは2022年9月にオープンする予定で、初期段階では「XR教室・センサー・カメラ・可視化ツール」などの物理的なインフラを設置、大学メンバーはバーチャル世界の構築に必要な画像を取得するために「現実世界のキャンパスで行われるスキャン作業」に招待される予定だと説明されています。

エコシステムが構築された後、大学メンバーは仮想世界で「自分のアバター・NFT・トークン・仮想アート作品」などのコンテンツを生成することができるようになり、その一部はAR技術によって実際のキャンパスでも閲覧・使用することができるとされています。

(画像:香港科技大学)

また「ブロックチェーンで保護された卒業証書」や「NFT形式の成績証明書」なども導入される予定で、『卒業式などのイベントを現実世界のイベントと並行・分離して開催するなど、情報交換や行政手続きがより便利になることが期待される』とも説明されています。

香港科技大学(HKUST)は公式発表の中で『MetaHKUSTのプラットフォームを最も有効活用できるHKUSTメンバーからの提案を選んで資金を提供し、他の機関とのメタバースに関する協力の機会を積極的に探っていく予定です』とも報告しています。

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