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米商品先物取引委員会「FTX・Alameda Research・SBF氏」を起訴


米商品先物取引委員会(CFTC)は2022年12月13日に、「FTX」や「Alameda Research」そして両社の創業者であるサム・バンクマン=フリード氏(SBF)を詐欺や重大な虚偽表示の罪で起訴したことを発表しました。

こちらから読む:米SEC、証券法違反でFTX創業者を起訴「暗号資産」関連ニュース

詐欺・虚偽表示などの罪でFTX創業者らを起訴

米商品先物取引委員会(CFTC)は2022年12月13日に、「FTX」や「Alameda Research」そして両社の創業者であるサム・バンクマン=フリード氏(SBF)を詐欺や重大な虚偽表示の罪で起訴したことを発表しました。

CFTCは「3人の被告は複数の州における商取引やデジタル商品の販売に関連する詐欺行為をはたらいた他、重大な虚偽表示を行なっていた」と指摘しており、「被告らの行為によってFTXの顧客預金80億ドル以上が失われた」とも指摘されています。

13日には米証券取引委員会(SEC)からも「サム・バンクマン=フリード氏をFTX Tradingの株式投資家から詐取する計画を指揮した罪で起訴した」との発表が行われていましたが、CFTCの発表でも「FTXは”暗号資産を安全かつ簡単に売買できる場所”として宣伝されていて”顧客資産はFTXによって保管され自社資産からは分離される”と説明されていたが、実際には顧客資産をAlamedaに持ち出して顧客資産が混同する形で管理され、関係者の高級不動産購入・政治献金・デジタル資産業界投資などに使われていた」などの説明がなされています。

CFTCは「返還、遺棄金、民事金融罰、永久取引・登録禁止、商品取引所法(CEA)およびCFTC規制のさらなる違反に対する永久差止」を求めているとのことですが、被害者への資金返済を要求する命令に関しては『不正行為者が十分な資金や資産を持っていない可能性があるため、必ずしも損失金の回収につながるとは限らない』とも説明がなされています。

なお、2022年12月13日に並行して行われた別の訴訟については、ニューヨーク南部地区連邦検事局がサム・バンクマン=フリード氏を電信詐欺・商品詐欺・証券詐欺・マネーロンダリングの罪で起訴、米証券取引委員会がサム・バンクマン=フリード氏を証券詐欺で起訴したと報告されています。

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