ビットコイン価格は最終的にいくらになる?著名アナリストが語るBTCの目標価格
BTCの最終目標価格は70万ドル〜2,400万ドル
Xで112万人以上のフォロワーを有する著名アナリストのウィリー・ウー氏は2024年8月1日に「ビットコイン(BTC)の価格は最終的にいくらまで上昇する可能性があるか」について自身の考えを語りました。
同氏は「ビットコイン価格がいくらになるかは誰にもわからないが、価格上昇の上限は簡単な計算で推定できる」と述べており、世界中の資産総額は500兆ドル(約7京4,570兆円)であるため、これが全てビットコインに流入すれば、1BTCの価値は約2,400万ドル(約35億8,000万円)になると説明しています。
より現実的にビットコイン価格を予想するためには「世界中の投資家がどれくらいの資金をビットコインに投資するか」が重要になりますが、ウィリー・ウー氏は今回の投稿で「3%の割り当てが妥当な数字」と仮定して価格予想を行っています。
同氏によると、仮に世界中でポートフォリオの3%がビットコインに割り当てられた場合には、1BTCの価格が70万ドル(約1億円)になるとのことです。
Nobody knows what the ultimate price of #Bitcoin will be but simple maths can give us an upper bound. All wealth assets is $500T, if BTC captured all of this (never gonna happen) it's $24m per coin (today's value before future inflation adjustment).
— Willy Woo (@woonomic) August 1, 2024
The question is what will be…
ビットコインの最終的な価格がどれくらいになるかは誰にもわかりませんが、簡単な計算で上限を推定できます。世界中の資産総額は500兆ドルです。もしもビットコインがこれを全て取り込んだ場合(実際には起こり得ませんが)、1BTCの価格は2,400万ドルになります(これは将来のインフレを考慮していない価値です)。
問題は「現実的に各投資家はどれくらいの割合をビットコインに配分するか」ということです。
資産管理は予測しやすく、投資家は過去の経験や知識に基づいて、安全な投資先を選びます。
ビットコインはまだ資産クラスとして初期段階にありますが、フィデリティは1〜3%の配分を推奨しています。一方、ブラックロックでは85%という高い数値も見られました。
仮に3%を妥当な配分と仮定すると(これは2014年に共有していた数値でもあります)、評価額の下限は70万ドルとなります。
目標価格の範囲:
下限は70万ドル
上限は2,400万ドル(これは将来のインフレを考慮していない、現在の価値基準での数値です)
ビットコイン価格が1億円を超えるのはいつ?
ウィリー・ウー氏は今回の投稿の中で「ビットコインが最終的な価格帯まで上昇するのはいつ頃になるのか」という問いに対する自身の考えも語っています。
同氏は「ビットコインが最終価格に到達する時期を予想したい場合は、ビットコインの世界的な普及率が16%〜50%に到達する時期を見極めるべき」と述べており、ビットコインとインターネットの普及率を示したグラフを用いて説明を行っています。
以下の画像はインターネットの普及率(赤線)とビットコインの普及率(黄色線)を示したもので、現時点のビットコイン普及率は4.7%だと報告されています。
(画像:ウィリー・ウー氏のX投稿から)
最終価格に達した後は、BTC関連企業に関心が向く?
ただし、ウィリー・ウー氏は「ビットコイン価格が全ての法定通貨を超える市場規模に達すると、最終的な価格には興味がなくなるだろう」とも語っていて、「この転換点を過ぎるとビットコインを上回る投資先を探すことに関心が向けられるようになる」と説明しています。
関心が向けられる具体的な投資先としては「利益をビットコインで保管している企業」が挙げられていて、長期的にビットコインを購入しているマイクロストラテジーがその代表的な企業であるものの、今後はより多くの企業がビットコインを採用することになるだろうとも予想されています。
ここ最近では日本の上場企業であるメタプラネットなど複数の企業がビットコイン投資戦略を採用しているため、今後はそのようなビットコイン採用企業の動きなどにも注目です。
なお、ウィリー・ウー氏は今年5月に「ビットコイン価格は今後10年で簡単に100万ドルに達する」との見解も語っており、ビットコインが世界的な準備通貨になる未来を予想しています。
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