
仮想通貨ニュース週間まとめ「BTC/DOGE準備金・ビットコイン価格予想・規制緩和」などの注目記事
2025年3月23日〜29日にかけて紹介した仮想通貨(暗号資産)・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
米FDIC、銀行の事前承認を撤廃へ
米連邦預金保険公社(FDIC)は2025年3月28日に、銀行による仮想通貨関連業務について、事前の承認なしで実施できるようにする新たな方針を発表しました。
この新指針は、2022年に出されていた「仮想通貨業務はFDICへの事前通知・承認を要する」とする方針を撤回し、適切なリスク管理の下で銀行が仮想通貨(暗号資産)関連サービスを行うことを明確に認める内容です。
今後は各銀行が自社のリスク管理態勢を整えさえすれば、自主的な判断で仮想通貨関連サービスを提供できるため、銀行と仮想通貨業界の連携強化につながると期待されています。
米銀行業界の仮想通貨解禁へ
シバイヌDeFi「Shib Finance」融資サービス提供へ
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)関連の情報を発信しているShibarium Updates(@Shibizens)は3月25日に、SHIBエコシステムでリリース予定の分散型金融(DeFi)プラットフォーム「Shib Finance」について説明を行いました。
Shib Financeは、公正かつオープンな金融プラットフォームとしてSHIBエコシステムを次のレベルへと引き上げると説明されており、具体的にはトークンの交換に加えて貸付・借入・貯蓄などの包括的な金融サービスを提供するとされています。
DeFiプラットフォームを展開
ブラジル「ビットコイン準備金創設」合意間近か
ブラジルの副大統領首席補佐官であるペドロ・ジョコンド・ゲラ氏が3月25日に、ビットコイン(BTC)を国家の戦略的準備資産とする構想について前向きな姿勢を示したことが報じられました。
地元メディア「PODER360」によると、ゲラ氏は同日、政府を代表して議会系団体の就任式に出席し「ビットコインの国家準備金の創設を厳格に議論することは公共の利益に適い、我々の繁栄の決定要因となるだろう」と見解を述べました。
ゲラ首席補佐官による今回のビットコイン準備金に対する言及は、この法案の実現可能性を高める追い風になると見られています。
ブラジルでのビットコイン採用論が加速
大手銀行「Nubank」ADAなど4銘柄を新規サポート
世界最大のデジタル銀行といわれるブラジルのNubank(ヌーバンク)は3月25日に、仮想通貨サービスである「Nubank Cripto」の取扱銘柄を拡充して、ADA・NEAR・ATOM・ALGOの4銘柄を新規サポートしたことを発表しました。
同社は以前からBTC・ETH・SOL・XRPなど16種類の仮想通貨を取り扱っていたため、今回新たに4銘柄がサポートされたことによって、Nubankで取引可能な暗号資産は以下の合計20銘柄となりました。
アリゾナ州下院、ビットコイン準備金2法案が通過
アリゾナ州議会上院で提出されたビットコイン(BTC)準備法案に関する2法案が、下院の委員会審査を通過しました。
3月18日、両法案はアリゾナ下院商業委員会で「6対4」の採決により承認され、続いて3月24日には、下院規則委員会でも全会一致の「8対0」で承認されました。
ケイティ・ホッブス知事が署名すればアリゾナ州は全米初の「州政府版ビットコイン準備基金」を誕生させた州となります。施行時期は一般的な州法の規定に従い2025年後半(90日ルール)になる見通しですが、州政府が公式にビットコインを準備資産として保有・運用する道が開かれることになり、大きな注目を集めています。
ビットコイン準備金関連の注目記事
ドージコイン(Dogecoin/DOGE)準備金を立ち上げへ
ドージコイン(DOGE)財団の企業部門である「House of Doge(ハウス・オブ・ドージ)」は3月24日に、公式ドージコイン準備金を立ち上げることを発表しました。
House of Dogeの公式発表によれば、この準備金は従来の価値保全型の準備金とは異なり、世界中の加盟店でドージコイン決済を円滑化するための流動性プールとして機能します。
ブロックチェーン上の取引承認に伴う待ち時間(レイテンシー)を解消し、加盟店がドージコインで即座に代金を受け取れるよう支援する仕組みであることが報告されています。
ドージコイン関連の注目記事
「ビットコイン時価総額は500兆ドルに」セイラー氏
米ストラテジー(旧マイクロストラテジー)社の共同創業者兼会長であるマイケル・セイラー氏が「ビットコインの時価総額は最終的に500兆ドル(約7.5京円)に達する可能性がある」との見解を示しました。
セイラー氏は、自身が熱烈に支持するビットコインが将来的に金(ゴールド)や不動産といった主要資産クラスを凌駕し、世界の資本を大規模に取り込むと主張しています。
また、同氏は、ビットコインがデジタルゴールドとしての役割を果たすだけでなく、デジタルマネーとしての機能も持つとも述べています。
ビットコイン価格関する注目記事
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:AIによる生成画像