
ビットコインステーキング「Babylon(バビロン)」BABYトークンエアドロップを発表
Babylon Genesisローンチに合わせてBABY配布
ビットコイン(BTC)ステーキングプロトコル「Babylon(バビロン)」を運営するBabylon財団は2025年4月3日に、ネイティブトークン「BABY」のエアドロップ計画を発表しました。
発表によると、Babylon Genesis(フェーズ2)のメインネット立ち上げに合わせて、総発行量の6%にあたる6億BABYが初期貢献者向けにエアドロップされます。
このエアドロップはビットコインステーキング参加者をはじめとする複数のグループが対象となり、追加の請求手続きは不要で、メインネット起動と同時に登録済みウォレットへ自動的にトークンが配布される予定です。
なお、Babylon Genesisの具体的なメインネットローンチ日程は記事執筆時点で明らかにされていません。
Announcing the details of the Babylon Early Adopters Airdrop. 600M BABY (6% of total supply) will be distributed to Phase 1 stakers, Finality Providers, Pioneer Pass holders, and GitHub contributors. No claim process — just rewards. Full details
— Babylon Foundation (@bbn_foundation) April 3, 2025https://t.co/iXdvFEBJxW
pic.twitter.com/vslOaNwCXN
Babylonの「アーリーアダプター向けエアドロップ」の詳細を発表しました。総供給量の6%にあたる6億BABYトークンを、以下の対象者に配布します:
・フェーズ1のステーキング参加者
・ファイナリティ・プロバイダー
・パイオニアパス保有者
・GitHubでの貢献者申請手続きは不要。対象者には自動で報酬が付与されます。
Babylon(バビロン)とは
BABYトークン受取方法とエアドロップ条件
今回発表されたBABYトークンのエアドロップは、Babylonプロトコルの早期参加者を広く対象としています。
具体的には、フェーズ1期間中にビットコインをステーキングしたユーザー、Babylonネットワークのファイナリティ(※1)提供者、Babylon関連のオープンソース開発に貢献した開発者、およびコミュニティメンバーなどが受取資格を有します。
※1:送金や取引が「完全に承認され、絶対に覆らない状態」のこと
エアドロップを受け取るためには事前登録が必須とされ、専用サイトでBabylonネットワーク用の新規「BABYアドレス」を生成し、過去に利用したBTCウォレットや対象となるPolygonアドレス(NFT保有者向け)・GitHubアカウント(開発者向け)等を紐づけた署名が求められました。
登録受付期間は2025年2月25日から3月19日までとなっており、事前登録が完了したユーザーに、Babylon Genesis稼働と合わせてBABYトークンが自動配布される予定です。
エアドロップを分かりやすく解説
BABYトークンとは?用途や特徴
BABYはBabylon Genesisチェーン上のネイティブ通貨であり、ガス代支払いやオンチェーンガバナンス投票などに使用されるほか、バリデータによるステーキング(委任)を通じてネットワークのセキュリティ維持にも活用されます。
総発行枚数は100億枚と設定されており、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)型の同チェーンにおけるステーキング報酬制度として年間8%のインフレ率が導入されています(新規発行トークンの4%はBABYステーカー、残り4%はBTCステーカーへの報酬に充当)。
BABYトークンはビットコインを活用するBabylonエコシステム内の基軸通貨であり、トランザクション手数料の支払いや分散型ガバナンス、BTCとBABYを用いたデュアルステーキングなど、ネットワークのセキュリティ確保にも重要な役割を担います。
トークン配分計画では、前述した初期ユーザー向けエアドロップに総供給量の6%が割り当てられる一方、プロジェクト初期のプライベート投資家向けに30.5%、チーム(運営)に15%、コミュニティインセンティブに15%、エコシステム構築に18%など、残りはプロジェクトの長期成長と運営のために配分されています。
BABYトークンへの注目高まる
Babylonによるビットコイン活用の試みとBABYトークンの発表は、仮想通貨業界や市場関係者から大きな注目を集めています。
Babylonプロジェクトはスタンフォード大学教授のデビッド・ツェー氏が率いており、2024年にはParadigmやBinance Labsなど海外大手VCから約7,000万ドル(約102億円)の資金調達を実施しました。
Babylonのフェーズ1期間中には約5.6億ドル(約818億円)相当のBTCがステーキングされ、参加ステーカー数は13.5万人規模に上ったとの報告もあり、ビットコインの新たなユースケース創出として大きな成果を示しました。
国内大手の暗号資産取引所ビットバンクは2024年末に「Babylonのメインネット・ローンチPhase-1(Cap-3)への参加」を表明しており、Babylonの技術検証を通じて自社サービス拡充に活かす方針を明らかにしました。
このようにBabylonの新チェーンとBABYトークンを巡っては、ビットコイン活用の新潮流(いわゆる“BTC-Fi”)として業界内で熱い視線が注がれており、今後の市場展開に期待が寄せられています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=146.07円)
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Source:Babylon財団公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Babylon財団公式発表より引用