米ドルステーブルコインUSDC「Binance Pay」がデフォルト通貨として採用

by BITTIMES

ガス代なしで即座にUSDCを送受信可能

米ドル連動ステーブルコインの「USDC」を発行しているCircle(サークル)は2025年4月3日に、USDCが「Binance Pay」のデフォルト通貨に採用されたことを発表しました。

Binance Pay(バイナンスペイ)は、世界最大の暗号資産取引所「BINANCE」が提供する決済ソリューションであり、100種類を超える非常に多くの仮想通貨で決済・送金を行うことができるサービスとなっています。

USDコイン(USDC)は、1USDCの価格が1ドルで安定して推移するように設計されている米ドル連動型のステーブルコインであり、先月26日には日本の暗号資産取引所「SBI VCトレード」でも取り扱いが開始されています。

Circleの公式発表によると、USDCはバイナンスペイの新規ユーザー向けデフォルト通貨になったとのことで、バイナンスペイを利用すればUSDCをガス代なしで即座に送受信でき、事業者もスムーズにUSDC決済を受け入れることができるとされています。

Circle 🤝 Binance

USDCが「Binance Pay」の新規ユーザー向けデフォルト通貨になりました!

Binance Payを使えば、USDCをガス代ゼロで家族や友人に即座に送受信でき、事業者もスムーズにUSDC決済を受け入れることができます。

「バイナンスによる大きな一手」

CircleのCEOであるジェレミー・アレール氏は「これは世界最大級の金融スーパーアプリを静かに築き上げてきたバイナンスによる大きな一手だ」とコメントしており、Binance Payは2億5,000万人以上のユーザーを抱え、4,000万人以上の月間アクティブユーザーを誇ると説明しています。

BINANCEによる大きな一手。2億5,000万人以上のユーザーを抱える世界最大級の金融スーパーアプリを静かに築き上げてきたバイナンスが、月間アクティブユーザー4,000万人超を誇るP2Pおよび加盟店向けの決済ソリューション「Binance Pay」で、USDCをデフォルト通貨に設定しました。

ステーブルコイン市場では、テザー(Tether/USDT)が最も大きい時価総額を誇っており、記事執筆時点におけるUSDTの時価総額は約21兆円となっていますが、現在はUSDCの時価総額も8.8兆円規模にまで成長しています。

Binance Payは世界中で利用される人気の決済ソリューションであるため、バイナンスペイでデフォルト通貨としてUSDCが採用されたことによって、今後はUSDCの利用者がさらに増加し、時価総額も高まっていく可能性があると注目されています。

なお、最近ではUSDCを発行しているサークル社が新規株式公開(IPO)を申請したことも報告されており、上場先はニューヨーク証券取引所(NYSE)で、ティッカーシンボルは「CRCL」となる予定だとされています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=146.19円)

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source:サークル発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

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