トヨタ(TOYOTA):ブロックチェーンや最新技術で「モビリティ社会」の新時代へ

by BITTIMES   

TOYOTA(トヨタ)は、ブロックチェーン(Blockchain)や人工知能(AI)、イーサリアム(Ethereum/ETH)などをはじめとした様々な最先端技術を活用して「自動運転車両」のような"未来のクルマ"を実際に開発し、人々が安心して自由に移動できる「未来のモビリティ社会」を実現するための取り組みを行なっています。同社が挑戦を続ける数々のプロジェクトをまとめて紹介します。

こちらから読む:トヨタも導入する「ブロックチェーン」自動車業界はどう変わる?

TOYOTA(トヨタ)とは?

toyota

TOYOTA(トヨタ)とは、日本の大手自動車メーカーです。ダイハツ工業や日野自動車の親会社でもある同社は、SUBARU(スバル)の筆頭株主でもあります。

世界的にも高い人気を誇るトヨタの自動車は、高度なテクノロジーが数多く搭載されていることでも知られており、自動ブレーキやハンドル操作サポートなどの「予防安全機能」や、クルマとサポートセンターなどを繋ぐことによって従来では考えられなかった魅力的なサービスを提供する「T-Connect」などをはじめとした、安心安全で環境にも優しい走りを実現する数々の革新的技術を搭載しています。

人々が安全に安心して移動することができ、環境にも優しい快適な移動環境を備えた「未来のモビリティ社会」の実現を目指しているトヨタは、クルマと人とコミュニティを相互につなげることによって、従来の移動の枠を超えた「新たなクルマの付加価値や魅力」を創出し、人々の生活を根本から変える可能性を秘めた複数のプロジェクトに取り組んでいます。

最新の取り組みでは、人工知能やブロックチェーン技術などを活用した「自動運転車両」の開発も進められており、多くの人々が長い間待ち望んでいた「未来のクルマ」を現実のものにしようとしています。

自動運転車両の開発に向け「MITメディア・ラボ」と提携

MITメディア・ラボの画像

TOYOTA(トヨタ)が人工知能(AI)などの研究開発を進めるために米国で立ち上げた「Toyota Research Institute(TRI)」は、自動運転車両や電気自動車の開発を本格的に進めるためにマサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア・ラボと協力して、ブロックチェーン技術を専門に扱う複数の企業との提携を結んでいます。

自動運転車両を実際に開発するためには、人工知能の技術開発を進めると共に「自動車関連の様々な情報」や「ドライバーの運転データ」などの様々なデータを収集して分析を行い、人間の実際の運転記録に基づいたリアルな情報から理想的な自動運転方法を導き出すことが必要となります。

本当に安全で信頼できる自動運転車両を開発するためには、様々なタイプのドライバーによる「何千億キロ」にも昇る"正確な"運転データが必須となります。これらのデータを集めるためには信頼できる技術に基づいた上で自動車のモニタリングを行う必要があります。

ブロックチェーン技術を車両に搭載すれば「自動車の所有者」「企業の運行管理者」「自動車メーカー」などの間で安全に情報を共有することができるため、本来ならば気が遠くなるほどの情報収集の効率を格段に高めることが可能になります。

TRIは自動運転車車両の開発のための重要なステップである「情報収集」のプロセスを合理化するために、アメリカイスラエルなどの複数のブロックチェーン企業とも協力して大規模なコンソーシアムを結成し、本当に安全な自動運転車両の開発に向けた取り組みを行っています。

Ethereumの技術活用を加速|イーサリアム企業連合(EEA)に参加

EEAの画像

TRIは、2017年5月にイーサリアム企業連合(Enterprise Ethereum Alliance/EEA)に参加したことを発表しました。

イーサリアム企業連合(EEA)は、「企業がイーサリアムをより効率的に活用していける環境や基準を設定すること」などを目的に設立された団体であり、オープンソースの標準規格に基づいて、企業がよりスムーズにイーサリアムを活用したサービスを活用していくための支援を行っています。

EEAに参加している企業は、業界標準に基づいた今後のビジネスの基盤となるオープンソースのブロックチェーンソリューションを自由に使用することができます。これによって参加企業は、多くの企業がすでに使用している実用的なソリューションを低コストで導入することができるようになります。

TRIが公開している公式プレスリリースでは、同社がブロックチェーン技術を「自動運転車両開発」「カーシェアリング」「自動車保険」の分野に活用していくことが記載されているため、EEAに参加することによってこれらの分野の研究開発をより効率的に進め、EEAのコミュニティと協力した活動を行なっていると考えられています。

デジタル広告から「不正行為」を排除|Lucidityと提携

toyotamarketing

トヨタは、信頼性の高いデジタル広告を提供できるようにするための、ブロックチェーンを用いたマーケティング分析サービス提供している「Lucidity」と協力して、デジタル広告に信頼をもたらし、無駄な広告費用を削減するための取り組みを行っています。

Lucidityが提供しているソリューションは、ブロックチェーン技術やスマートコントラクトの技術を使って「マーケティング」の分析を行うことができるようになっており、インプレッションの確認、支払いの追跡、詐欺の防止などが行えるようになっているため、サイトの訪問者にとってもサイト運営者にとっても魅力的なウェブサイトを構築することができる革新的なものとなっています。

TOYOTAは同社のサービスを利用してサイトの訪問者数が21%も増加したことを報告しており、当初の予定よりも契約期間を延長する予定であるとも語っています。

自動車産業で活用が進む「ブロックチェーン技術」

blockchain-car

自動車業界を代表する世界中の大手自動車メーカーは、ブロックチェーン技術の活用に力を注いでいます。それらの企業は「自動運転車両の開発」や「安全な製品開発」「環境問題への配慮」「交通渋滞の削減」などといった、それぞれの目標を達成するために多額の資金を投資して研究に取り組んでいます。

プロジェクトの中には、環境に優しい運転を心がけているドライバーに対して報酬を支払うために専用の仮想通貨を発行しているプロジェクトなどもあり、今後の自動車業界の発展に期待が高まるものばかりとなっています。

当メディアでは、ブロックチェーンを活用している大手自動車メーカーとそれに関連する複数のブロックチェーン企業を数多く紹介しています。その全体像を理解していただくためにも自動車メーカーごとにプロジェクトをまとめた記事も作成しているので、こちらの記事も合わせて読んで見てはいかがでしょうか?

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