仮想通貨決済できる「自販機」アジア地域導入へ ー 2018年末までに
仮想通貨ダッシュ(DASH)基づいて開発された「ゴーバイト(GoByte/GBX)」と自動販売機の決済モジュールを開発している「ivendPay(アイベンドペイ)」は、2018年末までにイスラエルとマレーシアで暗号通貨決済ができる新しい自販機を導入するために準備を進めています。
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音声操作もできる「スマート自販機」|ivendPay
ivendPayとGoByteは、2018年末までにマレーシアとイスラエルで仮想通貨決済に対応した自動販売機を設置することを予定しています。両社が開発した新しい自動販売機は、スムーズかつ安い手数料で支払いを行うことができるように設計されており、豊富な種類の商品を販売することができるように設計されています。
ivendPayプロジェクトの創始者であるSergey Danilov(セルゲイ・ダニロフ)氏は、CCNに対して次のように語っています。
ivendPayとGobyteが提携したことによって、多くの人々が日常生活で購入する商品を仮想通貨で購入することを可能にし、高い需要をもたらします。
GoByteは安い手数料で素早く少額決済を行うことができるように設計されているので、ivendPayを搭載した自動販売機は3秒以内に支払いを完了することができます。
YouTube上には実際に両社が開発した自動販売機でコーヒーを購入している動画も公開されており、音声で自販機を操作してスマートフォンだけで簡単にコーヒーを購入できることが実演されています。
迅速かつ低価格な「少額決済」を実現|GoByte
ゴーバイト(GoByte/GBX)は、商業での取引を目的に仮想通貨ダッシュ(DASH)から新たに生まれた仮想通貨です。GoByteはDASHにさらなる改良を加えることによって、仮想通貨決済を色々な場面で低コストに実装することを可能にしています。
ビットコインは、その他の仮想通貨よりも認知度や時価総額が圧倒的に高いことが特徴ですが、自動販売機でコーヒーやスナック菓子を購入する場合などの少額決済で使用するための十分な機能は備わっていません。その他の仮想通貨に比べると手数料が高く、取引を完了するまでに長い時間が必要となるため、自動販売機のように多くの人々が毎日のように利用するものにとっては理想的な選択肢とは言えません。
GoByteのような仮想通貨はそれらの問題を解決することができるため、自販機などの実用的な機械で利用できるようになることによって、その利点を十分に発揮し、幅広い地域での導入を促す可能性を秘めています。
自動販売機「現金が入ってない箱」へ ー 破壊・盗難の問題を解決
自動販売機で購入できる商品は、飲料品だけに限らないため、その他の様々な商品も仮想通貨で購入することが可能になります。2015年にはビットコインを使って大麻(マリファナ)を購入することができる自動販売機がシアトルに設置されたとも伝えられています。また今年の初めには「Civic(シビック)」と呼ばれるスタートアップ企業が、21歳以上かどうかを識別した上でビールを購入することができる自販機のプロトタイプを発表しています。
日本は環境にも恵まれているため、すでに数多くの自動販売機が設置されていますが、その他の国では"現金が入った箱"として認識する人もいるため、自販機自体を盗難したり、破壊して現金を強奪する事件も起きています。仮想通貨決済に対応した自販機には現金が入っていないため、盗難などの問題を解決できる可能性も秘めています。
ivendPayとGobyteが開発した自動販売機は、すでに現金を必要とせずに安い手数料で迅速な支払いを処理することを可能にしています。これからコーヒー以外の様々な商品も購入できるような自販機が製造されることによって、両者の製品はより多くの場面で利用できるようになっていくでしょう。
ゴーバイト(GoByte/GBX)の価格|2018年10月22日
ゴーバイト(GoByte/GBX)の価格は、今回のニュースがCCNで報じられた10月21日から上昇し始めており、報道された当時は86円ほどだった価格が、2018年10月22日には92円近くまで上昇しています。
GoByteは「Cryptopia」や「HitBTC」などで購入することができます。
2018月10月22日 GBXのチャート(引用:coingecko.com)
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