ブロックチェーンスマホ「Exodus 1」予約開始 ー 12月には出荷予定
HTCが開発を進めていたブロックチェーンスマートフォン「Exodus 1」の予約注文が開始されました。支払い方法は仮想通貨(Cryptocurrency)のみとなっており、ビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)を受け付けています。続々と発表されている複数の「Blockchain SmartPhone」には大きな注目が集まっています。
こちらから読む:SIRIN LABSやPundiXからも ー 発表が続く「ブロックチェーンスマホ」
Blockchain SmartPhone「Exodus 1」
「Exodus 1(エクソダス・ワン)」は、台湾のHTCが開発したブロックチェーンスマートフォンです。このスマートフォンには「Zion Wallet」と呼ばれる独自の仮想通貨ウォレットが内蔵されており、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereal/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
を保管することができるハードウェアウォレットとして機能すると説明されています。
このウォレットには仮想通貨を安全に保管するために、SoftBank(ソフトバンク)とVision Fund(ビジョン・ファンド)が所有する英国の半導体およびソフトウェア設計多国籍会社「Arm Holdings(アーム・ホールディングス)」の技術が使用されています。
販売地域 ー 欧米とアジア「34カ国」
「Exodus 1」の予約注文は2018年10月23日から開始されており、欧米とアジアの34カ国で今年の12月までには出荷される予定となっていますが、それらの国の中には今のところ日本は含まれていません。
販売価格 ー「仮想通貨決済のみ」に対応
デバイスの購入に利用できるのは仮想通貨のみとなっており、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)で予約が受け付けられています。販売価格は、
・0.15BTC
・4.78ETH
となっており、2018年10月24日時点の価格に基づいて日本円に換算すると約108,000円ほどの金額となっています。
スペック ー「ソーシャルリカバリ機能」搭載
「Exodus 1」のスペックは、HTCの代表的なデバイスである「HTC U12+」とほぼ同等となっており、ブロックチェーン技術を採用していることが主な違いとなっています。基本的なスペックは以下のようになっています。
ディスプレイ | 6型(2880×1440ピクセル) |
バッテリー | 3500mAh(高速充電に対応) |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 845 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
アウトカメラ | 1,200万画素と1,600万画素のデュアル |
インカメラ | 800万画素×2のデュアル |
防水レベル | IP68 |
SIMカード | シングル・nano SIM |
また、「ソーシャルキーリカバリ機能」も搭載されているため、ユーザーは自分の秘密鍵を紛失した場合や忘れた場合にも、ウォレットに保管している資産にアクセスすることができるようになっています。このアクセスは、事前に選択された信頼できる連絡先を通じて行われるとされています。
本格的な販売開始が迫る「ブロックチェーン・スマートフォン」
ブロックチェーン技術を搭載したスマートフォンは続々と開発されており、それらの発売日も迫ってきています。
2018年10月10日には、シンガポールの「PundiX(NPXS)」もブロックチェーン・スマートフォン「XPhone」を発表しています。
またイスラエルのブロックチェーン企業である「SIRIN LABS」が開発している「FINNEY Phone」も11月中には販売が開始される予定となっています。
多くの人々が待ち望んでいるこれらのブロックチェーン・スマートフォンは、いよいよ本格的に出荷され始めようとしています。これから詳しい情報が明らかにされる「XPhone」や「FINNEY Phone」にも注目が集まります。
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