
ビットコインゴールドとは?「新しい通貨の誕生」
「 Bitcoin Gold(ビットコイン・ゴールド)」という新通貨が 10月25日に誕生することがほぼ決定しました。
先日の「ビットコインキャッシュ」のハードフォーク騒動から落ち着きを取り戻した業界ですが、更なる通貨の誕生で少し浮き足立ってきました。
現在、ビットコインは「ビットコインキャッシュ」「ビットコイン Segwit2x(仮)」と、これまでのビットコインにプラスして、3つのビットコインになることがほぼ決定していますが、
ここにきて更に「ビットコイン・ゴールド」という第4のビットコインが誕生します。
ビットコインゴールドがどのような通貨なのか、ビットコインと何が違うのか?
今回は、ビットコインと比較しながら解説をするレポートにしていきます。
ビットコインゴールド(BTG)とは?
ビットコインゴールド( BTG )は、先日のビットコインキャッシュと同様に、これまでのビットコインのブロックチェーンから分岐したビットコインです。
つまり再び、「ビットコインの名は入っていますが、全く異るアルトコイン」が誕生します。
従来のビットコインとの違いは「マイニングしきい値を下げた」ことと「ブロックサイズの自由化」です。
ビットコインがマイニングによって運用されていることは、多くの方がご存知だと思いますが、
ビットコインゴールドは、これまでビットコインのマイニングアルゴリズムである「 SHA26 」ではなく、Zcash が使用している「 Equihash 」を使用すると発表しています。
これにより「 GPU マイニング」が可能となり、一般人でもマイニングが可能となり、マイナーの分権化が起きます。
現在、ビットコインのマイニング市場は、中国がほとんどマイニングパワーを独占しており、ビットコインゴールドはこの独占化を解消する可能性があります。
また、注目すべきは「 UAHF 」を実装しており、マイナーがブロックサイズを自由に選択できる点です。
これにより、先日ビットコインキャッシュで話題になった「ブロックサイズ問題」の解消も行われます。
ブロックサイズのデフォルトは 1MB ですが、それ以上を選択することも可能です。
ブロックサイズ問題は、ビットコインの取引データを格納数ブロックサイズが小さすぎるために起きた問題でした。
今回リリース予定のビットコインゴールドは、デフォルトでこれを改善する機能を備えているわけです。
今回のビットコインゴールドのリリースに関して、プログラマーは、
「我々はコアプロトコルに取り組んでおり、テストネットをすぐに立ち上げようとしている。」
とビットコインゴールドが、すぐに市場に参入できる環境が整っていると語っています。
前回のビットコインハードフォークと同様に、今回もビットコイン価格が大きく変動するかもしれません。
重要記事
→「「Segwitロックイン」だがコミュニティ対立は明確に」
→「ビットコインキャッシュ一夜にして時価総額3位へ躍り出る」

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