
仮想通貨企業がスペインのサッカークラブ「エルチェCF」を買収|運営にトークン活用
オランダの仮想通貨企業である「Libereum(ライベレアム)」は、スペインのサッカークラブである「Elche CF(エルチェCF)」を430万ユーロ(約5億4,000万円)で買収したことを2018年12月26日に発表しました。同社は自社で発行しているERC20トークン「LIBER」をスタジアム内での決済手段として利用していくことを計画しています。
こちらから読む:仮想通貨発行や買収の報告が相次ぐ「サッカー業界」関連ニュース
Libereum(LIBER)とは
Libereum(ライベレアム)はオランダを拠点とする仮想通貨企業です。同社はスポーツ業界でユーザーネットワークを構築することを目指しており、イーサリアム(Ethereum/ETH)の技術に基づいたERC20トークンである「Libereum(LIBER)」を発行しています。
同社は以前からサッカークラブを買収することを目標の一つとして掲げており、長期的な目標としては「時価総額トップ10の仮想通貨」になることを目指しています。具体的な取り組みとしては、買収を行なったサッカークラブに関わりのある様々な場面での支払いに「LIBER」を使用できるようにすると説明されています。
今回の買収は、同社がこれまで行なってきた取り組みの中でも"特に重要なステップ"であり、今後はさらなる事業拡大に向けた活動が行われていく予定だと伝えられています。
仮想通貨で「エルチェCF」を1部リーグに
Elche CF(エルチェCF)は、スペイン2部リーグに所属するサッカークラブです。1923年に創設されたエルチェCFは、約38,750人を収容できる「Estadio Manuel Martínez Valero」をホームスタジアムとしています。1部リーグに所属していた期間も長いエルチェCFは、税金の未払いや不透明な経営体制が指摘され、2015年に1部リーグから降格させられていました。
Libereumは、公式発表の中で「LIBERトークン」を上手く活用してエルチェCFを2〜3シーズン中に再びスペイン1部リーグに返り咲かせることを目標にしていると語っており、チケットやグッズの販売やスタジアム内での飲食物の購入で「LIBERトークン」を使用できるようにすることなどを計画していると説明しています。
同社は以前、オランダのサッカークラブである「Roda JC Kerkrade(ローダJCケルクラーデ)」の買収も計画していたものの、最終的に"買収は失敗した"と報告されています。しかし今回の発表では、エルチェCFの買収のために430万ユーロ(約5億4,000万円)を内金として準備していると説明しており、確実に買収できることになったと説明されています。
Libereumに関する詳しい情報は以下のリンクをどうぞ
>Libereumの公式サイトはこちら
スポーツの分野の中でもサッカー業界は特に仮想通貨との関わりが強く、2018年だけでも非常に多くのサッカークラブが仮想通貨関連の発表を行なっています。最近の報道ではブラジルのプロサッカークラブであるAtlético Mineiro(アトレチコ・ミネイロ)が「ガロコイン(GaloCoin/GLC)」と呼ばれる独自の仮想通貨を発行することを発表しています。仮想通貨を活用しているサッカーチームがこれからどのように発展していくのかには注目です。
仮想通貨を活用する世界各国のサッカークラブはこちら

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