データセキュリティ向上を目指す「ブロックチェーンプログラム」に参加|GM Financial

by BITTIMES

米国の大手自動車メーカーであるゼネラルモーターズ(GM)の金融部門である「GM Financial」は、データセキュリティを強化するためにブロックチェーンスタートアップ「Spring Labs」のパートナープログラムに参加したことを2019年2月11日に発表しました。

こちらから読む:GMがセキュリティ強化に活用する「ブロックチェーン技術」とは

自動車金融業界の「データ管理標準」向上を推進

General Motors Financial Company(GM Financial)は、Spring Labsの「Spring Founding Industry Partners(SPIF)」と呼ばれるプログラムに参加します。

記事執筆時点で20社が参加しているこのプログラムでは「金融機関/データ提供者/技術パートナー」が協力して、同社のブロックチェーン・ネットワークである「Spring Protocol」の研究、開発、実装を共同で行っています。

このネットワークは、共同研究を通じてデータ共有に関する問題に対処し、安全かつ効率的にグローバルな情報共有を行えるように設計されており、GM Financialはこのプログラムへの参加を通じて「身元確認や身元詐欺などの自動車金融業界の重大な問題に対処するためのデータ管理標準の向上を推進する」と説明しています。

GM Financialの最高戦略責任者であるMike Kanarios(マイク・カナリオス)氏は、プレスリリースの中で次のように述べています。

General Motors専属の金融部門、そして世界最大の自動車金融プロバイダーの1社として、当社はお客様やディーラーにより良いサービスを提供し、保護するために「不正の防止・検知能力」を常に革新し進化させています。

今回の発表は、これらの取り組みを推進するという当社のコミットメントと投資を強調するものであり、SPIFプログラムのメンバーとしてSpring Labsと協力できることを大変嬉しく感じています。

ブロックチェーン技術開発を進める「General Motors」

General Motors(ゼネラルモーターズ)は近年、ブロックチェーン技術の研究開発に積極的に取り組む姿勢を強めています。GM Financialは、2017年末にオープンソースのエンタープライズプロックチェーンプロジェクトである「Hyperledger(ハイパーレジャー)」のメンバーにもなっています。

またその後はその他複数の大手自動車メーカーと共に独自のブロックチェーン団体「MOBI」も立ち上げており、昨年12月には自動運転車両から送信されたデータをブロックチェーン技術を用いて管理する特許出願書類を米国特許商標庁に提出しています。

自動車業界で進む、その他数多くのブロックチェーン・プロジェクトと共に「General Motors」の今後の取り組みにも注目が集まります。

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