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仮想通貨ニュース週間まとめ|2019年3月31日〜4月6日


2019年3月31日〜4月6日にかけて紹介した仮想通貨関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。

仮想通貨全体で「価格急騰」BTCは57万円に

仮想通貨市場では2019年4月2日から価格上昇が続いており、ビットコイン(BTC)の価格は4月7日時点で57万円近くまで回復しています。今回の価格急騰に伴い、複数の大手取引所では数十億円規模の資金移動が相次いで報告されています。

以下の記事では価格急騰に関連していると考えられる複数の要因や、専門家が語った今後の価格目標を紹介しています。

ロシアの企業・富裕層が「180万BTC」購入?

ロシアの経済学者であるVladislav Ginko(ウラジスラフ・ギンコ)氏は、同国の富裕層の人々や企業が最近「約1兆円相当のビットコインを購入した」ということを報告しています。しかし同氏は今年のはじめに「ロシア政府は1兆円相当のビットコイン購入を検討している」と語り、後に政府関係者によって否定されたことでも知られているため、今回の発言も信憑性が問われています。

ギンコ氏の発言を疑う声も多く出てはいるものの、同氏は「自分自身がロシアの政治経済問題に深く関わっている人間である」と強調しており、「ビットコイン価格が年末に2億円に達する」と語っていることなどから再び一部で話題となっています。

ビットコイン価格は「1,000倍」になる|Tim Draper

ビットコイン価格が「億」を超えると語っているのはギンコ氏だけではありません。ビットコイン強気派として知られる億万長者のTim Draper(ティム・ドレイパー)氏も同様にビットコインの価格が1億円をはるかに上回ることを示唆しています。

同氏は自分の言葉で「億を超える」とは発言していないものの、過去のインタビューの中で「ビットコイン価格は今の1,000倍になる」と語っています。これはつまり高騰前に40万円近くで取引されていたビットコインの価格が「4億円」に達するということになります。

BTC価格:半減期を超えれば「1,000万円以上」

中国の有名なビットコイン億万長者であるZhao Dong(ジャオ・ドン)氏もビットコイン価格はさらに上昇すると語っています。同氏は他の専門家の人々とは違い「現時点の状況ではまだ強気相場に移行したとは言い切れない状態である」ということを強調しているものの、「2020年の半減期を超えればBTC価格は1,000万円を超える可能性もある」と語っています。

仮想通貨「実用化」のために重要な3つのポイント

アメリカを代表する大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)のCEOであるBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏は、最近行われたライブ配信企画の中で視聴者からの質問に回答し、仮想通貨が世の中で広く利用されるようになるためには「3つの課題」をクリアする必要があるとの考えを語りました。

仮想通貨XRPが「Gmail」でも送金可能に

リップル(XRP)をGmailで送金することができるChrome拡張機能「MoneyMessage(マネーメッセージ)」がリリースされました。この機能を使えば、XRPのウォレットを有していないに対しても数回のクリックだけで簡単にXRPを送金することができると説明されています。

人工知能で未来予測「ENDOR」始動

ブロックチェーン人工知能(AI)の技術を用いた未来予測プラットフォーム「ENDOR Protcol(エンドール・プロトコル)」がついにリリースされました。

このプロジェクトには「コカコーラ」や「Mastercard」などをはじめとする、世界トップクラスの大手企業も関わっており、最近ではカルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の発案者として知られるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏がアドバイザーとして参加したことでも話題となっていました。

ENDOR(エンドール)は、これまで一部の大手企業しか利用することのできなかった「AIによる未来予測」を一般の人々も利用できるようにすることを目標として掲げています。長い間待ち望まれていたプロジェクトの本格的な開始に期待が高まります。