仮想通貨を実用化するために重要となる「3つのポイント」Coinbase CEOが解説

by BITTIMES

仮想通貨(暗号資産)の価格は徐々に回復する兆しがみられ始めていますが、実用的なお金または資産として世の中で広く利用されるようになるためにはまだまだ多くの問題が潜んでいます。アメリカを代表する大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)のCEOであるBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏は「仮想通貨の大量導入」を実現するためには"3つの課題"をクリアする必要があると語っています。

こちらから読む:ビットコインバブルは終わってない!「仮想通貨国際ニュース」

仮想通貨「大量導入」のために解決すべき課題

Bitcoin-People

米国の大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)のCEOであるBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏は、2019年4月2日に行われた「Ask-me-anything(なんでも聞いて)」の中で、仮想通貨が世の中で広く利用されるようになるかどうかは、
・ボラティリティ(価格変動の幅)
・スケーラビリティ(処理能力などの拡張性)
・ユーザビリティ(使いやすさ)
の課題を解決できるかどうかにかかっているとの考えを語りました。

アームストロング氏は約45分間に渡って行われた質問企画を通じて、仮想通貨コミュニティから寄せられた複数の質問に直接回答し、仮想通貨は価格変動の幅を狭めつつ、送金などの処理能力や使いやすさを改善すれば"大量採用"を達成することができると説明しました。

ボラティリティ(価格変動幅)

ボラティリティ(価格変動幅)に関しては、激しい価格変動が今後も続くのであれば、伝統的な投資家の参入を期待するのは難しくなるだろうと語っています。

伝統的な投資家の人々や機関投資家などからは、極端なボラティリティを懸念する声が数多く出ていることが報告されており、「200万円で購入した商品が数ヶ月後には40万円になっている」といった状況では、実用的な資産とは言えないといった意見も見られています。

アームストロング氏は、仮想通貨業界には価格が安定している仮想通貨が必要とされているため、「Stable Coin(ステーブルコイン)」のような通貨や人々を魅了させるようなユースケースが必要だと説明しています。最近では、以前まで仮想通貨に反対していた著名投資家などにも変化が見られているため、このような状況も変わりつつあると言えるでしょう。

スケーラビリティ(処理能力などの拡張性)

スケーラビリティ(処理能力などの拡張性)に関しては、仮想通貨の送金などを行う際のスピードを向上させ、1秒間に処理できる取引量を増加させる必要があります。アームストロング氏は、このような問題を解決できると期待されている「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」と呼ばれるソリューションの開発に取り組んでいるチームが現時点で最大10チームあることを付け加えています。

ライトニング・ネットワークの開発が進められることによって、仮想通貨の取引数は1秒間に500〜5,000回にまで達することができるようになり、VISAやPayPalのような主流の送金手段と同じように機能できる可能性があるとされています。

Lightning Networkの採用は近年急速に進んでいるため、数年の間で一般の人々にも広く利用されることになる可能性もあると言えるでしょう。

ユーザビリティ(使いやすさ)

ユーザビリティ(使いやすさ)に関しては、現時点では仮想通貨に投資するためにユーザーが行う必要がある手順が多すぎるという点が指摘されています。

アームストロング氏は、個人投資家などが仮想通貨投資を行えるようにするためには、中国で人気の無料メッセンジャーアプリ「WeChat」のように使い勝手の良いものになる必要があると説明しています。

仮想通貨を「より使いやすいもの」にするためのアプリケーション開発は現在も世界中で進められており、これまでにも魅力的なアプリケーションが数多くリリースされています。「同じようなアプリが増えすぎている点」や「流行に便乗して詐欺を行うアプリが潜んでいる点」などは重要な問題となっているものの、今後も複数の企業で競争が進み、実際にユーザーが便利なアプリを選択していくことによって、仮想通貨は確実に使いやすいものになっていくでしょう。

仮想通貨の「導入・普及」は着実に進行中

Bitcoin-map

ビットコイン(BTC)などをはじめとする仮想通貨には、依然として解決すべき問題点が多く存在しているものの、月日が経つにつれて徐々にそれらの問題は改善されてきています。

仮想通貨関連の開発が進むのと共に「技術の採用」や「仮想通貨決済の導入」が進んでいることも報告されています。今年の2月時点で報告された内容では、特にアメリカやヨーロッパでビットコインの導入が進んでいることが報告されており、日本もアジアでは導入率の高い国として位置付けられています。

近年では世界中で利用されているサービスなどでも仮想通貨が利用できるようになってきているため、これらのサービスがすでにリリースされていることがより多くの人々に広まれば、仮想通貨の採用は"ある時点"から急速に進んでいくことになると予想されます。

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