Hyundai:ブロックチェーン活用した電気自動車(EV)の「性能コントロール技術」を開発

by BITTIMES   

韓国の大手自動車メーカーであるHYUNDAI(ヒュンダイ/現代)自動車グループは、電気自動車(EV)とスマートフォンをペアリングすることによって、ドライバーが自動車の性能を気軽にカスタマイズすることができるようにする「EV性能コントロール技術」を開発しました。このシステムにはブロックチェーン技術が使用されているため、カスタマイズされた設定は他の電気自動車やユーザーと安全に共有することができると説明されています。

こちらから読む:様々な分野のデータ共有で活用される「ブロックチェーン」関連ニュース

スマホアプリで「電気自動車の性能制御」

現代自動車が新しく開発した技術は、ユーザーがスマートフォンアプリを通じて電気自動車(EV)の複数の機能をカスタマイズすることができる「EV性能コントロール技術」だと伝えられています。

ドライバーはこの技術を使用することによって、
・モーターの最大トルク出力
・加速・減速の能力
・回生ブレーキの能力
・最大制限速度
・応答性
・環境制御におけるエネルギー使用量
などといった合計7つの性能機能を調整することができます。

(画像:greencarcongress.com)(画像:greencarcongress.com)

これらの設定はサーバーにアップロードして記録されるため、ユーザーはレンタカーやカーシェアリングなどのサービスを利用する際に自分のプロファイルをダウンロードして運転する電気自動車に自分のカスタム設定を適用することもできます。

またこのアプリケーションは、残りの距離や電気エネルギーを分析することによって指定された目的地に最適化された設定を提供するようにも設計されており、調整されたパフォーマンス設定を推奨することによって、よりスポーティーな運転にも対応できると説明されています。

ユーザーは自分のカスタマイズ設定をオンラインで共有したり、他のユーザーのカスタム設定を試すこともできます。また、国道から市内中心部や山岳地帯までの道路状態に基づいて「ヒュンダイ」が推奨する設定を適用することも可能です。

ブロックチェーンで「セキュリティ問題」に対処

ブロックチェーン技術は、カスタム設定をサーバーにアップロードして共有する際の「セキュリティ問題」に対処するために使用されていると説明されています。

カスタム設定をアップロード・共有する際のプロセスでは、システムが新しいデータブロックを作成してブロックチェーンネットワーク内の主要なパフォーマンスパラメータを暗号化し、それらを分散データストレージシステムに保存することによって不正操作を防止するとのことです。

現代自動車が開発した「EV性能コントロール技術」は、燃焼エンジン自動車とは異なる特性を備えている「電気自動車(EV)」だからこそできる技術となっています。ゼロエミッション車(*1)は、性能を変えても二酸化炭素排出量は変わらないため「ドライブ体験を自由に変更できる」という新たな楽しみを提供します。
(*1)ゼロエミッション車:搭載されている原動力から二酸化炭素や大気汚染物質などの排気ガスを排出しない自動車のこと。電気自動車や燃料電池車などがこれにあたる。

自動車業界では、自動運転車両などの開発が進むことによって今後は徐々に人間が車を運転する必要がなくなっていくと考えられていますが、それと同時に「自分で運転する」という楽しみを求める人も増加していくことになると予想されています。現代自動車が開発した「EV性能コントロール技術」は、そのような運転を楽しみたいドライバーにとって非常に魅力的な機能であると言えるでしょう。

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