ビットコイン、止まらぬ下落で「90万円台」目前に|もはや安全資産とは呼べない?

by BITTIMES

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月13日頃から下落の勢いを増しており、本日15日の12時頃には再び1万ドル(約106万円)のラインを下回りました。その後も下落傾向は衰えておらず、記事執筆時点では「1BTC=約103万円」付近にまで落ち込んでいます。

こちらから読む:NBAチームが"BTC決済"に対応「ビットコイン」関連ニュース

下落続くビットコイン「1万ドル」割り込む

ビットコイン(BTC)の価格は今月13日頃までは120万円前後での推移を続けていましたが、その後は下落傾向が続いており、本日15日には再び1万ドル(約106万円)のラインを下回りました。

主要なサポートラインでの"買い"を支持する意見も出ていましたが、今のところそれらのサポートラインで大きな反発は見られておらず、先月中頃からサポートを維持し続けてきた100万円のラインも下回る可能性があるとの意見が増えてきています。

2019年6月1日〜2019年8月15日 BTC/JPYの4時間足チャート(画像:bitbank)2019年6月1日〜2019年8月15日 BTC/JPYの4時間足チャート(画像:bitbank)

完全な「安全資産」ではない可能性|Travis Kling

仮想通貨ファンド「Ikigai Asset Management」の創設者であるTravis Kling(トラビス・クリング)氏は、現在のビットコイン市場を見た上で『ビットコインは小規模なリスクに対しては強いものの、大規模なリスクに対応するほどの力はないようだ』との見解を語り、具体的に恐怖指数(VIX)が12〜17である時は"安全資産"として機能する可能性はあるものの、恐怖指数が17を超えると"リスク"になる可能性があると語っています(記事執筆時点のVIXは22)。

現在のBTCはプールで泳ぐのには強いものの、海で泳ぐにはまだ早いようです。

BTCは、VIXが12〜17になったときには"安全な避難場所"として機能する可能性がありますが、17を超えるとリスクになります。

おそらく、BTCは米中貿易戦争による関税の引き上げに対してはゴールドと相関して上昇するものの、国際的に景気が後退している場合はそのように上昇の勢いを保つことはできないようです。

また、ビットコイン懐疑派としても知られる投資家のPeter Schiff(ピーター・シフ)氏は、今回ビットコイン価格が下落している一方で、金は上昇を続けていることをあげ、『ビットコインが安全資産ではないことが証明された』と語っています。

70万円台突入の可能性も?BTCの今後に対する見解

ここ最近で語られている「ビットコインの今後」に対する予想としては、
・7,500ドル〜8,500ドル(約79万〜90万円)まで下落する
・9,000ドル〜12,000ドル(約95万〜127万円)付近での蓄積が続く
・下落はすぐに終わり、近いうちに13,500ドル(約143万円)まで回復する
・短期的な蓄積期間の後に10万ドル(約1,060万円)まで高騰する
といったものがあります。

前回の100万円からの反発で2019年の最高値に到達できなかったことを考えると、100万円以下に下落する可能性は高いと予想されますが、長期的な予想としては依然として強気な意見が多く「今後も複数の要因によってビットコインに資金が流入することになる」といった意見も多数見られています。

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