
カカオ社がブロックチェーンの子会社を設立することを発表
韓国最大のメッセンジャーアプリであるカカオトークを運営するカカオ社は火曜日に開催された記者会見で、同社が今年中にブロックチェーンを搭載したプラットフォームを開発するために、新しい部門を立ち上げたこと明かしました。新製品はアプリケーション開発者のための基盤として一般に公開される予定です。
カカオ社の共同最高経営責任者である、ジョー・スヨン氏とヨン・ミンス氏によると「Ground X」と呼ばれるこの子会社は、カカオの既存のインターネットサービスと将来のブロックチェーンベースのサービスを統合する予定もあるとのことです。
記者会見では次のようにコメントしています。
ジョー・スヨン氏
「カカオは近年モバイルメッセージングを超えてさまざまな情報技術サービスを追加しました。」ヨン・ミンス氏
「カカオ3.0では、カカオ企業間のサービスをシームレスに統合し、グローバル市場でのプレゼンスを積極的に構築することで、成長の可能性を探っていきます。」
同社はビジネスビジョン「カカオ3.0」を発表しました。
このビジョンのもと、カカオトークを中心としたカカオサービスの統合によるシナジーの最大化を図るとのことです。
カカオトークは、2010年のリリース以来ユーザー数の増加に伴い、ゲームや金融取引などのさまざまな新しいサービスを提供してきました。
今後は、音楽/漫画/ゲーム/ビデオなどの知的財産を活用して海外市場を開拓する計画であるとのことです。
カカオ社は次のように語っています。
「高品質のデジタルコンテンツを手に入れたカカオは、戦略的市場である日本を超えて、中国と東南アジアにも拡大する」
「ブロックチェーンに特化した新たに設立された子会社Ground Xは、アジアにおける技術的リーダーシップを目指してこの技術を探求する」
「Ground Xは、そのためにブロックチェーンプラットフォームを公開し、研究開発と投資を活用してさらなる成長を図り、カカオの既存サービスと組み合わせて新しいブロックチェーンベースのサービスを提供する方法を模索する」
カカオ社は、教育機会の提供や会議の開催など、ブロックチェーンビジネスを強化するための開発者コミュニティの活性化を目指すことも明かしています。
ヨン・ミンス氏
「グローバルなITパラダイムが今日急速な変化を遂げていることを念頭に置いて、インターネットとモビリティの時代に新しいテクノロジーを先駆けてユーザーのニーズに合ったサービスを提供するために、私はずっと努力しています。この市場の先駆者である」
また一部の報道によると、カカオコインと呼ばれる独自の仮想通貨を検討している可能性があるとのことで、韓国外のICOを通じて発行される予定であると噂されています。
カカオ社は以前、メッセージングサービスを取引プラットフォームに統合した際に、韓国の仮想通貨交換所Upbitの設立に携わっていました。
カカオ社に関する記事はこちら

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