アメリカ・マサチューセッツ州を拠点とする大手保険会社「MassMutual(マスミューチュアル)」は2020年12月10日に、23億ドル(約2,400億円)の資産を運用する機関投資家向けファンド「NYDIG」を通じて、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)に1億ドル(約104億円)投資したことを発表しました。
米大手保険会社が「ビットコイン」に投資
MassMutual(マスミューチュアル)は2020年12月12日の発表で、23億ドルの資産を運用する機関投資家向けファンド「NYDIG」の株式に500万ドル(約520億円)を投資し、NYDIGを通じて1億ドル(約104億円)相当のビットコイン(BTC)を購入したことを発表しました。
マスミューチュアル生命保険(Massachusetts Mutual Life Insurance)は1851年に設立された米国の大手保険会社であるため、同社がビットコインに投資したことによって仮想通貨ビットコインに対する関心や認知度がさらに高まる可能性があると期待されています。
同社が今回投資した「NYDIG」はアメリカ・ニューヨークを拠点とするファンドマネジメント企業であり、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)からニューヨーク州内における仮想通貨取引交換業を可能にする事業ライセンス「BitLicense(ビットライセンス)」を取得した上でビットコインやアルトコインなどの仮想通貨を運用しています。
NYDIGの共同創設者兼CEOであるRobert Gutmann氏は公式発表の中で『ビットコインと保険業界、両方の歴史に残るこの素晴らしい瞬間に関われたことを誇りに思う』と述べており、大手保険会社である「MassMutual」がビットコインに投資したことの重要性を強調しています。
ここ最近では世界的に有名な大手企業がビットコインに投資する事例が増えてきており、大手資産運用会社や大手金融機関なども仮想通貨市場に続々と参入してきているため、マスミューチュアル保険によるビットコイン投資が報じられたことによって、今後はビットコイン投資の動きがその他の様々な業界へと拡大していく可能性があると期待されています。
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2020年12月12日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月1日に200万円台まで回復したものの、その後はやや下落しており、2020年12月12日時点では「1BTC=1,911,067円」で取引されています。