ドイツ老舗銀行:機関投資家向けの「暗号資産ファンド」立ち上げ
ドイツのプライベートバンクである「Hauck & Aufhäuser(ハウク・オウファーサー)」は2020年12月3日に、ベルリンのフィンテック企業である「Kapilendo(カピレンド)」と協力してビットコイン・イーサリアム・ステラなどといった主要な暗号資産(仮想通貨)を対象としたデジタル資産ファンド「HAIC Digital Asset Fund 1」を2021年1月1日にローンチすることを発表しました。
BTC・ETH・XLMなどの主要暗号資産で構成
Hauck & Aufhäuser(ハウク・オウファーサー)は2020年12月3日に、ベルリンのフィンテック企業である「Kapilendo(カピレンド)」と協力して「HAIC Digital Asset Fund 1」と呼ばれるデジタル資産ファンドを2021年1月1日にローンチすることを発表しました。
「Hauck & Aufhäuser」は1796年に設立されたドイツ・フランクフルトを本拠地とするプライベートバンクであり、ミュンヘン・ハンブルク・デュッセルドルフ・ケルン・ロンドン・ルクセンブルグ・南京(中国)・上海(中国)にもオフィスを構えて、個人・企業のクライアントや機関投資家向けにアドバイザリーサービスや資産管理サービスを提供しています。
同銀行の公式発表によると、「HAIC Digital Asset Fund 1」は、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ステラ(Stellar/XLM)
などといった流動性の高い主要な暗号資産で構成されており、最小投資額は20万ユーロ(約2,500万円)とされています。
「HAIC Digital Asset Fund 1」はこれらの暗号資産ポートフォリオへの投資を希望する機関投資家や準機関投資家を対象に提供されることになっており、『HAIC Digital Asset Fund 1によってプロ投資家は主要な暗号資産に的を絞って費用対効果の高い方法で投資できるようになる』と説明されています。
このファンドは大規模な資産を有している大口投資家向けに提供されるファンドとなっているため、2021年の正式ローンチによってBTC・ETH・XLMなどの暗号資産に大規模な資金が流れる可能性があると予想されます。