カルダノ(ADA)のステーキングアドレス数「下落期間中に約10%増加」
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)のステーキングに参加しているウォレットアドレスの数が、価格の下落・低迷が続いている過去3週間の間に6万以上増加していることが明らかになりました。技術開発が順調に進められているCardano(ADA)では、ウォレット作成数やステーキング参加者数が順調に増加し続けています。
こちらから読む:英金融規制当局、BINANCEついて消費者に警告「暗号資産」関連ニュース
合計ステーキング枚数は「ADA総供給量の71.33%」
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)のステーキングに関する様々な情報を配信しているサイト「Cardano PoolTool」のデータでは『カルダノの合計ステーキングアドレス数が2021年6月初めに600,000を突破したこと』が示されていましたが、2021年6月28日時点におけるカルダノの合計ステークアドレス数は「663,835」とされています。
仮想通貨市場全体の下落・低迷に伴い、ADA価格も同様に下落・低迷が続いていますが、このステークアドレス数は『Cardano(ADA)のステークアドレス数が約3週間で60,000以上(約10%)増加していること』を示しています。
なお、ステーキングされているADAの合計数量については「303億9,000万ADA」と報告されているため、「現在はADA総供給量の71.33%がステーキングに使用されている」ということなります。
2021年6月28日時点のカルダノステーキング情報(画像:Cardano PoolTool)
ステーキングとは「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」と呼ばれる取引承認方法を採用している仮想通貨で行われる"マイニング"のようなものであり、一定数量の仮想通貨をステークプールに委任して保有し続けることによって、新規発行される仮想通貨を報酬として得られる仕組みとなっています。
ステーキングで報酬を得るためには対象となる仮想通貨を一定期間保有し続ける必要があるため、ステーキングは「ブロックチェーンネットワークの分散型運営」だけでなく「仮想通貨売却による価格下落の防止」にもつながると期待されています。
ADA価格は2021年5月16日〜2021年6月22日にかけて266円から115円まで下落しましたが、「Cardano PoolTool」の今回のデータを考慮すると、現在は多くのADA保有者が『ステーキングしながらADAを保有し続けること』を計画しているのだと考えられるため、今後は「ADA売却による価格下落」が一定のラインに抑えられる可能性があると期待されています。
Cardanoの開発が順調に進みADA価格が長期的に上昇している中で、先月23日には「Cardano(ADA)のウォレット数が半年間で約5倍に増加し、合計ウォレット数が100万を突破したこと」が報告されていましたが、Cardano開発チームは現在スマートコントラクトなどの新機能導入に向けた「Alonzo(アロンゾ)」と呼ばれるアップデートプロセスを進めているため、今後もADA保有者・ステーキング参加者の数はさらに増加していく可能性があると注目されています。
こちらの記事も合わせてどうぞ
2021年6月28日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は今月22日に115円付近まで下落したものの、その後は徐々に回復してきており、2021年6月28日時点では「1ADA=145.95円」で取引されています。