ブロックチェーンスマートフォン「XPhone」を発表 ー PundiX

by BITTIMES   

Blockchain企業である「PundiX」は、2018年10月10日にブロックチェーン・スマートフォン「XPhone」の開発を進めていることを明らかにしました。この発表に合わせて「Function X」と呼ばれる独自開発されたプラットフォームも公表されているため、近日中に公開予定とされているこれらの詳細情報に注目が集まっています。

こちらから読む:ブロックチェーン・スマートフォンを発表した「PundiX」とは

ブロックチェーン・スマートフォン「XPhone」

XPhone

インドネシアのブロックチェーン企業である「PundiX」は、2018年10月9日〜10日にかけて開催された「XBlockchain Summit」の中で、ブロックチェーン・スマートフォンである「XPhone」を発表しました。

XPhoneは、集中型の携帯通信会社を必要とする従来の電話機とは異なり、通信会社を必要とせずに独立して動作します。このスマートフォンは、「PundiX」独自のブロックチェーンである「Function X」と呼ばれるブロックチェーン上で動作するように設計されており、分散型アプリケーション(DApps)の公開機能も備えています。

非中央集権化された「分散型ソリューション」

PundiXは、「Function X」は"単なるパブリックチェーンではない"と述べており、
・Function X Blockchain
・Function X OS
・Function X Docker
・Function X IPFX
・FXTP Protocol
と呼ばれる完全に「非中央集権化」された総括的な5つの分散型ソリューションで構成されていると説明しています。これら5つのアプリケーションは、すべてのアプリ、ウェブサイト、コミュニケーション、データを分散させることを目的として作成されています。

「Function X OS」は、現在も多くのユーザーに利用されている「Android OS 9.0」に基づいて構築されているとのことで、全てのAndroidアプリと下位互換性があると報告されています。これはAndroidに精通している開発者であれば、新しく開発された「Function X」のプラットフォームにも問題なく移行することができることを意味します。

全く新しい「通信システム」

PundiXは、分散型アプリケーションの開発に関心を持っている人々向けのサービス提供を目指しているため、これだけには留まらないほどの機能を備えています。

「Function X」のエコシステムは、従来のインターネットhttpプロトコルとは全く異なるシステムを使用しています。このシステムを使用すると、Function Xのエコシステムにおける全てのデバイスがノードとなり、それぞれの端末が「独自のアドレス」と「プライベートキー」を持つことになります。このような方式を採用しているため、通信に関する記録は「従来のような"URL"や"IPアドレス"」ではなく「ノード名」に紐付けられることになっています。

一度登録されると、誰かが自分の公開データやコンテンツにアクセスしたい場合には、従来の「https://プロトコル」の場合と同様に、「FXTP://xxx.pitt」と入力するだけでアクセスすることができるようになっています。

また、写真・データ・ファイル・ウェブサイトを共有している場合でも同様に、このパスでアクセスすることができます。友人と連絡を取りたい場合などには、
・call.pitt
・message.pitt
・mail.pitt
と入力すれば、電話やメールを送ることができます。

PundiXは、この新しいシステムについて次のように説明しています。

データの送信は、公開鍵と秘密鍵のデータと暗号化の複雑なやりとりで実行されますが、傍受なしで通信を保証し、ユーザーに他の人が共有するデータに直接アクセスできます。「Function X Blockchain」を介して送信または処理される情報もチェーンに記録されます。

XPhoneの公開予定日は?

XPhone

「XPhone」は現在、テストのために携帯電話メーカーに提供されているとのことで、「Function X」のプラットフォームに関する詳しい情報は、10月15日に公開される予定となっています。

また「Function X Blockchain」と「XPhone」が一般向けに公開される時期としては、2019年の第2四半期を予定していると伝えられています。

PundiXと同様に「ブロックチェーン・スマートフォン」を早い時期から開発している「SirinLabs」は、今年中には「FINNEY Phone」を発売することを発表しているため、先に世の中に登場するのは「FINNEY Phone」になるかと考えられますが、来年「XPhone」が販売されることになれば、今後もさらにその他の企業からブロックチェーン・スマートフォンが発表される可能性も十分に考えられます。

まだ開発が始まったばかりであるこれらの新しいデバイスの今後の発展には大きな注目が集まります。

PundiX(NPXS)の価格|2018年10月11日

Pundi X (Old) (NPXS)
0.018308 JPY (-81.61%)
0.00000001 BTC
RANK

6375
MARKET CAP

¥? JPY
VOLUME

¥402 JPY

PundiX(NPXS)の価格は、2018年10月11日の時点では「1NPXS=約0.16円」となっています。

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