XRPレジャーのアカウント数「150万」を突破|Rippleコミュニティ順調に拡大中
Ripple(リップル)社の国際送金ネットワークの拡大と共に仮想通貨XRP(エックスアールピー)のユーザー数も順調に増加していることがデータとして明らかにされています。XRPレジャー(元帳)に関連する情報を公開している「XRP Stats」の公式サイトには、ここ最近でアカウント数が「150万」を突破したことが記されています。
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アカウント数:約半年で「20万以上」増加
XRP ledger(XRP元帳)のアカウント数や保有量などのデータを公開している「XRP Stats」によると、現在XRP元帳に150万以上の口座が開設されています。これは、完全に分散化されたネットワークを構築することを目指しているRipple社やXRPにとって非常に重要な節目でもあります。
XRP元帳のアカウント数が150万を突破(画像:ledger.exposed)
昨年6月時点の「XRP元帳アカウント数」は、仮想通貨取引所のホットウォレットも含めて130万未満だったことが報告されています。つまり、XRPレジャーのアカウント数は約半年間で20万以上も増加したことになります。
アカウント数の話題では「空のウォレットが含まれている可能性」を指摘する声が毎回見られますが、このアカウントを作成するためには最低でも「20XRP」を保有していることが条件とされているため、150万のアカウントには空のウォレットは含まれていないことが証明されています。
XRPの「分散化」に前進
アカウント数は順調に増加しているものの、以前から指摘されている「集中化」の問題に関しては依然として指摘する意見が多く見られています。
「XRP Stats」の公式サイトでは、上位100位のアカウントが流通しているXRPの「78.67%」を保有していると報告されており、ほとんどのアカウントは「20〜499XRP」を保有していることが示されているため『現在も集中化の懸念が生じている』との意見も上がっています。
仮想通貨XRPの総供給量の多くをRipple社が保有していることを批判する意見は、以前から数多く報告されていますが、Ripple社の関係者たちはこれらの主張を否定しており、同社のチーフマーケットストラテジストであるCory Johnson(コリー・ジョンソン)氏は「仮想通貨を保管することによってXRPの売却を妨げている」と主張しています。
「仮想通貨保有者の集中化」に関しては、XRPだけでなくビットコイン(BTC)などに関しても指摘する意見が出ているため、今後もこのような議論はその他複数の仮想通貨で続けられると予想されますが、アカウント数が増加してより多くの人々が通貨を保有するようになれば、時間の経過とともに徐々に保有量も分散化されていく可能性があります。
批判の声は絶えないものの「XRP」は世界中で順調に採用が続いており、価格も比較的安定して推移しているため、少なくとも機能的な面に関しては非常に優れた有望な通貨であると言えるでしょう。
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2019年2月2日〜2019年2月9日 XRPのチャート(引用:coingecko.com)
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