DeFiプロジェクトKava:クロスチェーンマネーマーケット「Harvest」公開へ
複数の暗号資産を扱う分散型金融(DeFi)プラットフォーム「カヴァ(Kava/KAVA)」は2020年9月19日に、様々な暗号資産を貸し出すことによって別の暗号資産を稼ぐことができる世界初のクロスチェーンマネーマーケット「Harvest(ハーベスト)」をリリースすることを発表しました。
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Harvest(ハーベスト)とは
カヴァ(Kava/KAVA)が新たに発表した「Harvest(ハーベスト)」は、ユーザー間で暗号資産の貸し借りを行ったり、それを通じて新しい暗号資産を稼ぐことができるクロスチェーンマネーマーケットであり、主に以下3つの機能を備えていると説明されています。
【Supply(供給)】
・Harvestでデジタル資産を安全に貸し出し、利益を得ることができる
【Borrow(借用)】
デジタル資産を担保として、その他の暗号資産を借りることができる
【Earn(稼ぐ)】
貸し手と借り手はHarvestのガバナンストークンである「HARD」を稼ぐことができる
初期段階で利用可能な暗号資産は「6銘柄」
「Harvest」のサービス開始初期で利用可能な暗号資産としては以下の6銘柄が挙げられており、サービスを利用する人々はHarvestのガバナンストークンである「HARD」を稼ぐことができると説明されています。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)
・バイナンスUSD(BinanceUSD/BUSD)
・USDX(XRP活用のステーブルコイン)
・HARD(Harvestのガバナンストークン)
HARDトークンは参加者へのインセンティブとして付与されますが、その主な役割は『Harvestプラットフォームで所有者に発言権を与えること』だと説明されており、「サポートする資産・報酬の分配方法・プラットフォームの料金設定」などといったHarvestに関する重要な基本設計を管理する役割を担っていると説明されています。
なお"Harvestバージョン1"では「これらの暗号資産の貸し出しを行うための入金サービス」とそれに伴う「HARDインセンティブ機能」が提供され、"Harvestバージョン2"では「暗号資産の借入機能」と「借入側のインセンティブ機能」さらに「HARDガバナンスの拡張機能」が提供されるとのことです。
世界中の誰もがいつでも、どこからでも
公式発表によると『Harvestはオープンかつ無許可型のアプリケーションとして構築されているため、世界中の誰もがいつでも、どこからでもアクセスすることができる』とされています。取引所・フィンテックアプリ・金融機関などは「Harvest」のマネーマーケット製品を統合することによって、直接ユーザーに収益と借入の機会を提供することができると説明されています。
今後の予定としては、2020年9月21日に「Harvest v1」の内部テスト・外部監査を行い、2020年10月15日には「Harvest v1」の供給側サービスを開始、2020年12月30日には「Harvest v2」で借入側サービスを開始すると共にハーベストガバナンスの拡張を実施するとされています。