Ripple(リップル)社は2021年3月8日に、同社の戦略的提携関係にあった送金大手「MoneyGram(マネーグラム)」とのパートナーシップ契約を終了することを決定したと発表しました。
「MoneyGramとの提携関係終了」を正式発表
Ripple(リップル)とMoneyGram(マネーグラム)は2019年6月に戦略的提携を結んだことを発表しており、その後は仮想通貨XRPを用いた送金サービスである「ODL」を活用するなど積極的に協力していましたが、2021年3月8日には『現在のパートナーシップ契約を終了することを決定した』ということが発表されました。
今回の決定は「Ripple社に対する米国証券取引委員会(SEC)の訴訟」や「米国の不明瞭な仮想通貨規制」などを考慮して下されたものであり、公式発表の中では『両社は将来的に私たちの関係を再考することを約束する。私たちは世界中の何十億もの消費者に利益をもたらし、グローバル決済の現状を変えるデジタル資産とブロックチェーン技術を今でも信じている』と語られています。
また、MoneyGram社との提携が両社にとって有益なものであったことも強調されており、『私たちはこの短期間で初めての製品を市場に投入し、RippleNetとODLを通じて数十億ドル分の送金を処理できたことを誇りに思っている』ともコメントされています。
なお、MoneyGram社は先月末の時点で『米SECとの訴訟問題の不確実性を考慮して、Ripple社関連製品の利用を一時停止した』ということを発表しています。
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