XRPL Labs創設者:XRP Ledger用いた「NFT(Non-Fungible Token)」を提案
Ripple(リップル)社が支援するXRP関連の開発スタジオ「XRPL Labs」の創設者であるWietse Wind氏は2021年2月26日に、仮想通貨XRPの土台となっている分散型台帳「XRP Ledger(XRPL)」を用いてNon-Fungible Token(NFT)を発行する技術についての提案を行いました。
XRPL用いた「Non-Fungible Token(NFT)」を提案
「XRPL Labs」の創設者であるWietse Wind氏は2021年2月26日に、仮想通貨XRPの土台となっている分散型台帳「XRP Ledger(XRPL)」を用いてNon-Fungible Token(NFT)を発行する技術についての提案を行いました。
Wietse Wind氏は主流のソフトウェア開発プラットフォームである「Github(ギットハブ)」上でXRPLの改善提案を行っており、全てのXRPL開発者にこの提案に対する意見を求めています。
XRP Ledger Standard Proposal. Calling on all XPRL devs for thoughts.
— WietseWind { independent-developer-1 } (@WietseWind) February 26, 2021
XLS-14d: "Non Fungible Tokens on the XRP Ledger"https://t.co/pfQiJwtY8t
XRP Ledger標準提案。全てのXRPL開発者に感想を求めます。
XLS-14d「XRP Ledger上のNon Fungible Token」
Non-Fungible Token(NFT)とは、ブロックチェーン上で発行される"1つ1つのトークンが固有の価値を持った代替不可能なトークン"のことであり、最近では「ゲーム内アイテム・アート作品・音楽作品・仮想土地・アバター」などといった様々なものがNFTとして発行・取引されています。
現在流通しているNFTの多くはイーサリアム(Ethereum/ETH)などのブロックチェーンを用いて発行されていますが、Wietse Wind氏は「XRPLを用いたNFTの発行」を提案しています。
また、Wietse Wind氏は『XRPLを用いて発行されるNFTは、その他のブロックチェーンで発行されるNFTと大きく異なる点がある』とも述べており、『ユーザーが別のユーザーから特定のトークンを受け取ることができるのは、発行者アカウントと信頼するトークンコードをリストするTrustSetトランザクションに署名することによってオプトインした場合のみである』と説明しています。
「XRPLを用いたNFT」については現在も議論が進められていますが、最近では数百万円〜数億円相当で取引されるNFTを複数登場し始めているため、今回の提案には注目が集まっています。
こちらの記事も合わせてどうぞ
2021年3月1日|エックスアールピー(XRP)の価格
エックスアールピー(XRP)の価格は先日22日に67円付近まで回復したものの、その後は下落傾向が続いており、2021年3月1日時点では「1XRP=44.60円」で取引されています。