SBIグループも参加しているR3コンソーシアムとは?

by BITTIMES   

SBIホールディングスやロシアのSBI BANKが参加したことなどで注目を集めている「R3コンソーシアム」に関する情報を集めました。新しい情報がわかり次第追記していきます。

200社以上の企業と規制当局を率いる|R3

R3とは、David Rutter氏によって2014年に設立された分散台帳技術(DLT)を開発している米国の企業です。

9ヶ国の160人以上の専門家からなるR3のグローバルチームは、金融業界の退役軍人、技術者、および主要な分散元帳、暗号化と規制の専門家のユニークな組み合わせで構成されています。

R3社は、ブロックチェーン技術(分散型台帳システム)を活用して金融機関のさまざまな問題解決に取り組んでいる団体である「R3コンソーシアム」を率いており、オープンソースの分散台帳技術プラットフォームである「Corda」の商用化に取り組んでいます。

R3コンソーシアムと共同で開発している「Corda」は、銀行間送金やデータ管理のコストの削減や時間短縮を目指しています。

分散型元帳プラットフォーム|Corda

cordapps

Cordaは、R3社とR3コンソーシアムが作成しているオープンソースの分散型元帳プラットフォームです。

Cordaのプラットフォームは、いかなるサービスが構築されても、確実な互換性を提供することを目的としており、革新を促進し、市場投入までの時間を短縮し、基盤となるインフラストラクチャが少なくとも投資元企業によって受け入れられ理解されることを目指しています。

ウィキペディアのCordaに関する項目では「ブロックチェーンデータベースに触発され、ブロックチェーンの利点の多くを期待されているが、ブロックチェーンではない」と説明されています。

世界各国の有力な金融機関の団体|R3コンソーシアム

R3コンソーシアムは、分散台帳技術のシンジケートローンや貿易金融での活用に向けた実証実験などを進めている、世界各国の有力な金融機関などが200社以上も参加している団体です。

SBIホールディングス/野村ホールディングス/三井住友銀行/みずほ銀行などの日本の企業も参加をしており、13日にはロシアのSBI Bankが参加することも発表されました。

R3コンソーシアムの歴史

R3コンソーシアムは、2015年9月15日に9つの金融機関によって発足しました。
その後も次々と有名な金融機関が参加していますが、脱退した金融機関も複数いることがわかっています。

R3コンソーシアム発足からの歴史を以下にまとめています。

R3コンソーシアム発足と拡大|2015年

2015年9月15日、次の9つの金融機関が「R3コンソーシアム」を開始しました。
バークレイズ/ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行/オーストラリア・コモンウェルス銀行/クレディ・スイス/ゴールドマン・サックス/JPモルガン/ロイヤル/バンク・オブ・スコットランド/ステート・ストリート/UBS

2週間後には、新たに13社が参加しています。
バンカメ/バンク・オブ・ニューヨーク・メロン/シティグループ/コメルツ銀行/ドイツ銀行/HSBC/三菱UFJフィナンシャル・グループ/モルガン・スタンレー/ナショナルオーストラリア銀行/カナダロイヤル銀行/SKF/ソシエテ・ジェネラル トロント・ドミニオン銀行

10月28日には、みずほ銀行/ノルデア銀行/ウニクレディトの3社が参加し、
11月19日には、パリバ/ウェルズ・ファーゴ/INGグループ/マッコーリー銀行/CIBC5社が参加しています。

12月17日は、次の12社が参加しています。
モントリオール銀行/ダンスケ銀行/インテーザ・サンパオロ/ナティクシス/野村証券 /ノーザン・トラスト/OP Financial Group/サンタンデール銀行/スコシアバンク/三/井住友銀行/U.S. Bancorp/ウエストパック銀行

みずほ銀行などがブロックチェーンの実証実験|2016年2月

2016年2月16日には、みずほ銀行が電通国際情報サービス/カレンシーポート/マイクロソフトの3社と提携しブロックチェーンの実証実験を行なっています。
3月8日には、富士通(FUJITSU)も実証実験に参加することが発表されています。

SBIホールディングスやトヨタが参加|2016年3月〜6月

3月14日には、SBIホールディングスがR3コンソーシアムへの参加を発表しました。2月末時点で42の金融機関が参加しています。

4月25日には、Hana Financial Group/Itaú Unibancoが参加し、
6月23日には、トヨタファイナンシャルサービスが参加しました。

8月には「CORDA」の特許を申請しています。

Goldman Sachsなどが脱退|2016年11月

11月には、JP MorganがHyper Ledgerの傘下で試験運用されている更にセキュリティー面を強化した新しい分散型台帳技術「Global Synchronization Log (GSL)」を発表されたことなどをうけ、Goldman Sachs/サンタンデール銀行/Morgan Stanleyが脱退しています。

11月3日には、ABNアムロ銀行が参加しました。
ABNアムロは2016年10月からデルフト工科大学と共同開発に臨んでいました。

ブロックチェーンの研究失敗|2017年2月末

2017年2月末、R3コンソーシアムは国際送金におけるブロックチェーン研究の失敗を認める発表を行いました。

当時のブロックチェーン技術では、世界の銀行が求める十分なセキュリティに及ばなかったことや、スケーラビリティなどの問題もあったようです。

この時、ブロックチェーンによる適応は断念していますが、ブロックチェーンの一部である分散型台帳技術の研究は続行していました。

SBIグループが外部筆頭株主に|2017年5月

SBIホールディングスが、SBIインベストメントが運営しているフィンテックファンドなどを通じてR3社への出資を行い、グループとしてR3社の外部筆頭株主となりました。

SBIグループがリードし、R3コンソーシアムは170億円もの資金を調達しました。出資には、Bank of America/Merrill Lynch/HSBC/Intel/Temasekなどが参加しています。

ブロックチェーンプロトタイプのテストを完了|2017年6月

2017年6月には、R3コンソーシアムに参加する日本の大手金融機関が、R3社によって開発されたブロックチェーンソフトウェアプラットフォームCordaを使用して開発されたブロックチェーンプロトタイプのテストを成功裏に完了したことを発表しています。

ロシアのSBI Bankが参加|2018年4月13日

SBIホールディングスが、同社の完全子会社であるロシアのSBI Bankが参加することを発表しました。

SBI Bankは、ロシア市場おいてCordaを活用した新しい革新的な金融サービスを導入することを目指しています。

SBIホールディングスはコンソーシアムに参加している日本の企業向けに、Cordaのアプリ開発トレーニングプログラムを提供しています。
現在このプログラムには最大20社が参加しており、申し込み中の企業を含めると最大30社にもなるとのことです。

R3の公式サイトはこちら
>>r3.com

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