SBI傘下の暗号資産取引所「TAOTAO・SBI VCトレード」が合併
暗号資産取引所を運営している「TaoTao株式会社」と「SBI VCトレード株式会社」は2021年9月1日に、2021年12月1日(予定)を効力発生日として両社が合併することを発表しました。両社は今回の合併を通じて業務効率化・収益力強化を図り、利便性向上・新サービスの創出などに取り組んでいくと説明しています。
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業務効率化・収益力強化・利便性向上・新サービス創出へ
「TaoTao株式会社」と「SBI VCトレード株式会社」は2021年9月1日に『2021年12月1日(予定)を効力発生日として両社が合併することを決議した』と発表しました。
なお、TAOTAOは元々「Zホールディング」の傘下に属する仮想通貨企業でしたが、2020年10月には「SBIリクイディティ・マーケット株式会社」がTAOTAOの全株式を取得して子会社化していたため、SBI傘下では2社の取引所が併存する形となっていました。
両社は共に日本国内で暗号資産取引所サービスを運営していましたが、「暗号資産分野におけるグループ内経営資源を集中させることによって、暗号資産事業をより効率的に運営できる管理体制を整え、財務基盤の強化を図ること」や「暗号資産現物・OTCデリバティブを併せ持ったフルラインナップサービスを効果的に提供可能な体制を構築すること」など目的として、今回の合併が決定されたと報告されています。
TaoTaoとSBI VCトレードは今回の合併について『本合併により、業務効率化や収益力強化を推し進め、また両社がこれまで培ってきた知見やノウハウを最大限活用することで、顧客利便性の一層の向上および新たなサービスの創出に努めてまいります』とコメントしています。
なお、両社が運営している暗号資産取引所である「TAOTAO」と「SBI VCトレード」のサービスは合併後も継続して提供されるため、今後も引き続き両社のサービスを利用することができるとのことで『サービス内容の変更・統合がある場合には改めて報告する』と説明されています。
また、今回の発表で公開された直前事業年度(2021年3月期)の財政・経営状況では「TaoTaoの総資産は約44億円、純利益は約7,900万円」「SBI VCトレードの総資産は約521億円、純利益は約48億円」だったと報告されています。
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