Apple:ビットコインのホワイトペーパー「最新版のmacOS」から削除

Apple社のmacOSに隠されていたビットコイン(BTC)のホワイトペーパーが最新版のOSから削除されたことが明らかになりました。

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最新版macOSでBTCのホワイトペーパーを削除

今月初めには「Apple社が提供しているmacOSにビットコインのホワイトペーパーが隠されていた」というニュースが話題となっていましたが、最新版のmacOSでこのホワイトペーパーが削除されていることが明らかになりました。

Apple社は2023年4月25日に、現行OSの修正版となる「macOS 13.4 Ventura beta 3」を開発者向けにリリースしましたが、Apple関連の情報を発信している「9to5Mac」は、この最新版OSでビットコインのホワイトペーパーが削除されていることを報告しています。

以前の報告では「BTCのホワイトペーパーはMojave(10.14.0)からVentura(13.3)までのすべてのバージョンのmacOSに隠されているが、High Sierra(10.13)以前のバージョンには含まれていない」と報告されていました。

BTCのホワイトペーパーは、Appleエンジニアが画像キャプチャアプリを開発・テストするために使用していた「VirtualScanner.app」という隠しファイルに存在していましたが、最新版のOSでは「VirtualScanner.app」全体が削除されていると報告されています。

なお、対象となるバージョンのmacOSを使用している場合は「ターミナルを開いてコマンドを入力する」もしくは「Finderから”simpledoc.pdf”にアクセスする」という2つの方法でこの隠しファイルにアクセスすることが可能です(アクセス方法はこちら)。

隠しファイルが削除された理由は?

macOSにビットコインのホワイトペーパーが隠されていた理由は不明だったため、一部では「サトシ・ナカモトは正体はApple関係者なのではないか?」といった噂も出ていました。

Apple社は今回の隠しファイル削除についてコメントしていないものの、9to5Macは「今回の隠しファイル削除は”ビットコインホワイトペーパーが一般ユーザーに見つけられることを意図していなかった”という説を裏付けるものだ」と説明しています。

また「macOSにビットコインのホワイトペーパーが隠されていた」というニュースは世界的に大きく報じられていたため、このニュースが注目を集めたことを受けてApple社が削除することを決定した可能性もあると考えられています。

macOSにビットコインのホワイトペーパーが隠されていた理由は現在も不明であるものの、一部ユーザーの間では「Apple社内部のビットコイン支持者が遊び心で組み込んでいた可能性がある」との見方も出ています。

9to5Mac報道

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