ユニスワップ:DEXアグリゲータ「UniswapX」を発表|ガス代無料スワップなど様々な利点
DEXアグリゲーター「UniswapX」を発表
分散型取引所(DEX)の「Uniswap」は2023年7月17日に、分散型取引所の流動性を集約するDEXアグリゲーター「UniswapX」を発表しました。
UniswapXは、DEX全体の流動性を集約する新しいオープンソースプロトコルであり、「仮想通貨交換時により最適な価格を見つけることができる」など様々なメリットを有していると説明されています。
このDEXアグリゲーターサービスは現在オプトインベータ版として提供されており、最初はイーサリアムメインネットで利用可能、将来的には「他のブロックチェーン」や「Uniswap Wallet」にも拡張されると報告されています。
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UniswapXの特徴
UniswapXの特徴としては以下のようなものが挙げられており、「ガス代無料で交換できること・失敗したトランザクションに費用がかからないこと・今後数ヶ月でガス代無料のクロスチェーンスワップを実現すること」など魅力的な特徴が挙げられています。
- 流動性ソースを集約することでより良い価格を実現
- ガス代無料でスワップ可能
- MEV(最大抽出可能価値)に対する保護
- 失敗したトランザクションには費用がかからない
- 今後数カ月でガス代無料のクロスチェーンスワップを実現
公式発表では「UniswapXを使用すると、仮想通貨を交換する人々は最良の価格で取得できているかを心配することなくUniswapを使用でき、取引は常に透明性をもって記録され、オンチェーンで決済される」と説明されています。
また、2023年後半にはスワップとブリッジを1つのアクションに組み合わせた「UniswapXのクロスチェーンバージョン」がリリースされる予定だとされています。
UniswapXのクロスチェーンバージョンを利用すると、わずか数秒でチェーン間スワップを行うことができるとのことで、『交換者は宛先チェーンでどのアセットを受け取るかを選択することもできる』とも説明されています。
分散型取引所(DEX)は様々な暗号資産を自由に交換できる一方、取引時のガス代がネックとなっていたため、ガス代無料の交換が可能になれば、分散型取引所の需要がさらに高まる可能性があると注目されています。
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(Uniswap発表)