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DAppsの開発方法が学べる「CryptoZombies」新たなカードゲームを発表
DApps(分散型アプリケーション)のコーディングを学ぶためツールを提供しているウェブサイト『CryptoZombies(クリプトゾンビーズ)』の開発チームは、ブロックチェーンコレクティングカードゲーム『Zombie Battleground』を発表しました。彼らは開発費の資金調達方法としてICOではなくKickstarter(キックスターター)のサービスを利用しています。
CryptoZombies(クリプトゾンビーズ)とは?
CryptoZombies(クリプトゾンビーズ)は、イーサリアム(ETH)上でゲームを開発する方法を学ぶための、無料のオンラインレッスンを提供しています。このコースはSolidity(*1)初心者向けに作られているため、初めての人でも安心して基礎から学ぶことができます。
Solidity(ソリディティ):イーサリアムのスマートコントラクトを実装するための高水準なコントラクト指向言語
レッスンは基本的な内容からはじめることができるため、Solidityについて何も知らない人でも"無料"でゲームを構築する方法を学ぶことができます。ですが、HTMLやCSSなどのその他のプログラミング言語を学習したことがない方にとっては、少し難しい内容になっているため、全くの初心者の方などは先にHTMLやJavaScriptなどから学ぶことをおすすめします。
CryptoZombiesは、仮想通貨を収集することができるゲームを構築することによってSolidityでスマートコントラクトを書くための方法を学ぶことができるコードスクールです。その利用者数はすでに約13万人もいると言われており、世界中で愛されています。
CryptoZombies(cryptozombies.ioから)
ブラウザ上で学ぶことができるステップ毎のレッスンでは、Solidityの基本から、ブロックチェーン上で動作するゲームの作成までを実践的に学習することができます。
あっという間に終わる『レッスン1』を終えるだけでも、内容的には十分Solidity開発者と名乗れるレベルになることができます。
レッスンはゾンビファクトリーを作り、ランダムなDNAを持つユニークなゾンビ軍団を立ち上げるところから始まります。レッスンが進むにつれて、他の人のゾンビと戦う機能の開発など、様々な機能を構築していくこともできるようになります。
見事に最後までレッスンを終えることができればボーナスが与えられます。また、すべてのレッスンを完了してDAppを稼働した後は、ゾンビ軍団を競技場に用意して他のプレイヤーのゾンビ軍団と戦えることもその魅力の一つです。
公式サイトでは『コードの学習が半分、MMO暗号戦略ゲームがもう半分で、全体が成り立っている』と説明されています。
Loom Network(ルーム・ネットワーク)
クリプト・ゾンビーズの開発チームである『Loom Network』は、イーサリアムサイドチェーン上で稼働する大規模なアプリケーションプラットフォームを開発しています。
彼らは『ブロックチェーンは支払い手段だけでなく、より多くの可能性を秘めており、ゲームはブロックチェーンが革命を起こす分野の一つである』と語っています。
ブロックチェーンは、単に支払いの決済だけでなく、より多くの可能性を秘めていると信じており、多くの開発者が既存の枠組みから飛び出して大規模なDAppを開発してほしいと願っています。ゲームは、ブロックチェーンが革命を起こす一つだと確信しています。ブロックチェーンでのゲーム開発で次世代を刺激することが、CryptoZombiesを開発した理由です。
Loom Networkは、これまでにCryptoZombies以外にも様々なプロジェクトを立ち上げています。今回彼らが新しく発表したブロックチェーンコレクティングカードゲーム『Zombie Battleground』は、ICOではなく、クラウドファウンディングサービスである『Kickstarter(キックスターター)』を利用していることなどもあって、さらに注目を集めています。
Zombie Battleground(ゾンビ・バトルグラウンド)
Zombie BattlegroundはiOSとAndroidでリリースされるモバイルゲームです。
最終的には、PCとMacOSでもリリースされる予定となっています。
一見通常のモバイルゲームのように見えますが、ゲームデータはブロックチェーンに保存されています。ゾンビバトルグラウンドは、自分のゲームデータと資産を専用のDAppChainに保存するスタイル(Magic:The Gathering)のコレクタブルカードゲームです。
ブロックチェーンでデータを管理することによって、数多くのメリットがもたらされますが、最も代表的なメリットの一つが『プレイヤー(およびバトルグラウンドコミュニティ)がゲームとその資産を管理する』ということです。ゲームの制作者であるルーム・ネットワークでさえも、カードを奪うことはできません。
プレイヤーはカードを集めたり、他の人と戦いをしたり、カードを交換したりすることができますが、そのようなゾンビバトルグラウンドのデータは、ブロックチェーン上で管理されています。
またすべてのカードはERC-721トークンとして保存されているため、プレイヤーはカードを所有していることを証明できるだけでなく、実際にお金を稼ぐためにピア・ツー・ピア(P2P)市場でカードを販売することもできます。
私たちは、他のプレイヤーと直接カードを購入、販売、取引することができる、大規模なピアツーピア市場を展開します。
Zombie Battleground(Loom/Mediumから)
ICOではなくKickstarter
CryptoZombiesの創始者であるJames Martin Duffy氏は、このゲームは『Magic:The Gathering』のような主流のタイトルで頭角を現すことができると考えています。彼らはICOを実施する代わりに、クラウドファウンディングサービス『Kickstarter(キックスターター)』を利用することを正式に決定しました。
同社は、60日間実行されるクラウドファンディングキャンペーンで25万ドル(約2,765万円)を調達することを目指しており、支援者には10ドル(約1,100円)から10,000ドル(約110万円)の寄付枠が用意されています。実際に支援を行なった人は15種類の報酬の中から1つを選ぶことができます。
最もランクの低い報酬では、自身や友人が利用することができる独占的なアップデートやブースターパック、ユニークなカード、ベータ版の招待状を受け取ることができます。
約1,000ドル(約11万円)の敷居を超えた支援者への報酬の中には、Tシャツ、物理的なゾンビ・バトルグラウンドカード、支援者に基づくゾンビカード、ミニゾンビの彫像、開発チームとの夜間のタイへの旅行などが含まれています。
すべての報酬は世界中の誰もが利用することができ、2019年5月から出荷予定となっています。またキャンペーンには2つの目標も含まれており、275,000ドル(約3,042万円)に達するとすべての支援者に2枚の限定希少カードが送られ、300,000ドル(約3,319万円)に達すると、新しい冒険が最終戦に追加されます。
多くの注目を集めているこのプロジェクトには、すでにたくさんの支援者がいますが、興味のある方は以下のリンクから内容を確認して見てはいかがでしょうか?また、CryptoZombiesのウェブサイトも日本語にも対応しているため、スマートコントラクトやDAppsについて学びたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
Zombie Battlegroundのクラウドファウンディングはこちら
>kickstarter.com
CryptoZombiesの公式サイトはこちらからどうぞ
>cryptozombies.io
DAppsの開発者が増えれば、今後もさらにイーサリウム(ETH)の需要が高まることになるでしょう。仮想通貨取引をメインに行なっていた方も、開発者への道も考えながら一度はDAppsの魅力なども詳しく調べてみることをおすすめします。
DAppsの魅力は仮想通貨セントラリティ(Centrality/CENNZ)の記事でもわかりやすく説明しています。
イーサリアムやDAppsの魅力はこちらをどうぞ
bitbankの登録方法はこちらで詳しく解説しています
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