2024年の仮想通貨市場はどうなる?ビットフィネックスが分析レポートを公開

by BITTIMES

仮想通貨の時価総額は2倍に?

暗号資産取引所Bitfinex(ビットフィネックス)は2023年12月21日に、合計52ページにわたる「Bitfinex Alpha」レポートを公開し、2024年の仮想通貨市場に対する前向きな見通しを共有しました。

Bitfinexはレポートの冒頭で「私たちはビットコインと仮想通貨全体に対して引き続き非常にポジティブである」と述べており、2023年には規制上の課題などがあったにも関わらず、ビットコインは驚くべき回復力を見せたと評価しています。

同社は「短期的な反発が見られる可能性が非常に高いことには注意が必要である」と警告していますが、それに続ける形で「仮想通貨市場全体の時価総額は現在の2倍となる3兆2,000億ドル(約450兆円)まで上昇する可能性がある」とも予想しています。

ビットコインの今後の値動きについて

ビットコインの今後の値動きについては、市場に対する投資家の心理状態を表す指標である"恐怖と貪欲指数"が2023年に「極端な恐怖」から「貪欲」へと移行したことを指摘した上で、2024年には一旦市場が落ち着き、短期的な調整を伴いレンジ相場が始まる可能性があるとの予想が語られています。

これは過去のデータにも現れているもので、2020年9月にも恐怖と貪欲指数が「貪欲」に移行した際に、短期的な下落とレンジ相場への移行が見られたことが報告されています。

しかし、2024年の強気相場では最終的に恐怖と貪欲指数が「極端な貪欲」に到達するとも予想されており、これがビットコインの過去最高値更新に相関する可能性があるとも予測されています。

ビットコインの恐怖と貪欲指数(画像:Bitfinex)ビットコインの恐怖と貪欲指数(画像:Bitfinex)

機関投資家の仮想通貨投資について

Bitfinexは、ビットコインのドミナンス(市場占有率)が53%を超えた主な要因について「米国の金融大手がビットコインETFの申請を相次いで行ったことによって暗号資産の信頼性が高まった」と述べています。

同社は「BTCのドミナンスの高まりは、ビットコインの安全資産としての新たな地位を強調するものである」とも述べており、ビットコインがデジタル通貨業界で安全資産としての地位を確立してきていることを説明しています。

なお、ビットフィネックスは少なくとも2024年前半までは機関投資家によるBTC投資が続くと予想していますが、その後はよりリスクの高い暗号資産へと資金がシフトする可能性があるとも予想しています。

ビットフィネックスが公開したレポートの中ではこの他にも「マイニング半減期・仮想通貨ユーザー数」などといった様々な項目に関する見解が記されています。レポートの全文は「こちらのページ」で確認することが可能です。

>>価格予想関連の最新記事はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

ICE:Bakktアプリのサービス拡充に向け「Bridge2 Solutions」買収へ|eBay報道にも言及

ICE:Bakktアプリのサービス拡充に向け「Bridge2 Solutions」買収へ|eBay報道にも言及

「仮想通貨Libra(リブラ)に本人確認は必要ない」BINANCE CEOのツイートが話題に

「仮想通貨Libra(リブラ)に本人確認は必要ない」BINANCE CEOのツイートが話題に

下落続くビットコイン市場、上昇幅も小幅に|今後予想される展開は?

下落続くビットコイン市場、上昇幅も小幅に|今後予想される展開は?

Coinbase・Krakenなどが「XRP再上場」を発表|Geminiも取り扱いを検討

Coinbase・Krakenなどが「XRP再上場」を発表|Geminiも取り扱いを検討

ブロックチェーンゲームの資産価値が確認できる「アセットアナライザーβ版」公開

ブロックチェーンゲームの資産価値が確認できる「アセットアナライザーβ版」公開

NFT Studio「二次流通機能」を実装|報酬の一部はクリエイターに還元

NFT Studio「二次流通機能」を実装|報酬の一部はクリエイターに還元

注目度の高い仮想通貨ニュース

米政府「200億円相当のビットコイン」売却か|シルクロード関連のBTCを移動

米政府「200億円相当のビットコイン」売却か|シルクロード関連のBTCを移動

ハードウェアウォレットのTangem「仮想通貨決済」に対応|SOL・DOGE・SHIBなども利用可能

ハードウェアウォレットのTangem「仮想通貨決済」に対応|SOL・DOGE・SHIBなども利用可能

カルダノのオープンソース開発を推進「PRAGMA」設立|dcSpark・Sundae Labsなども参加

カルダノのオープンソース開発を推進「PRAGMA」設立|dcSpark・Sundae Labsなども参加

著名アナリストの「DOGE・WIF」価格予想|短期的な下落にも要注意?

著名アナリストの「DOGE・WIF」価格予想|短期的な下落にも要注意?

スクエニ出資のDMTP「トークン上場計画」を発表|プレゼントキャンペーンも開催

スクエニ出資のDMTP「トークン上場計画」を発表|プレゼントキャンペーンも開催

シバイヌ新L3のユーティリティ&ガバナンストークン「TREAT」の獲得方法|LUCIE氏が説明

シバイヌ新L3のユーティリティ&ガバナンストークン「TREAT」の獲得方法|LUCIE氏が説明

SHIB提携のD3:BTC半減期記念で「半額クーポンコード」発行|新ドメインも提供予定

SHIB提携のD3:BTC半減期記念で「半額クーポンコード」発行|新ドメインも提供予定

Flare Network:分散型のCEXスタイル取引アプリ「Raindex」リリース

Flare Network:分散型のCEXスタイル取引アプリ「Raindex」リリース

Arkham「仮想通貨保有国のデータ集約ページ」公開|保有資産・取引履歴などを掲載

Arkham「仮想通貨保有国のデータ集約ページ」公開|保有資産・取引履歴などを掲載

東京都「デジタル証券の発行支援で補助金」対象事業者の募集開始

東京都「デジタル証券の発行支援で補助金」対象事業者の募集開始

Solana系の最新ミームコインSLOTHがプレセールで1500万ドルを調達!上場前に購入できるラストチャンス

Solana系の最新ミームコインSLOTHがプレセールで1500万ドルを調達!上場前に購入できるラストチャンス

パレットトークン(PLT)を購入/売却できる「日本国内の暗号資産取引所」一覧

パレットトークン(PLT)を購入/売却できる「日本国内の暗号資産取引所」一覧

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す