早ければ2024年12月4日にローンチ
XRPを活用したサービス展開で知られるRipple(リップル)が、米ドル連動ステーブルコインであるRipple USD(RLUSD)を2024年12月4日にローンチする可能性があることが明らかになりました。
Ripple USD(RLUSD)は、XRP Ledger(XRPL)とEthereumのブロックチェーン上で発行される米ドル連動ステーブルコインであり、RLUSDの価値を米ドル預金・ 米国短期国債・その他の現金同等物で100%裏付ける仕組みで発行準備を進めていることが以前から報告されていました。
FOX Businessの報道によると、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)はRLUSDを承認する意向を示しているとのことで、Ripple社側は2024年12月4日のローンチを目指しているとされています。
今回の件についてRippleとNYDFSの広報担当者はコメントを控えているとのことですが、NYDFSからの承認が得られればRLUSDを合法的に提供することが可能になるため、今後の公式発表や続報には注目が集まっています。
公式発表にも"今年後半公開"との記載
Ripple USD(RLUSD)の概要と活用分野
Ripple USD(RLUSD)は、1RLUSDの価値が1ドルで安定して推移するように設計された米ドル連動ステーブルコインであり、XRPLを活用していることなどから、高速・低コストで安定した価値の移動手段が実現すると期待されています。
リップル社は今年10月にRLUSDのグローバル展開に向けた提携取引所とマーケットメーカーを発表していて、RLUSDの信頼性を高めて責任ある市場導入を進めるための諮問委員会を設置したことも報告されています。
なお、10月の発表時点では、提携取引所として「Uphold、Bitstamp、Bitso、MoonPay、Independent Reserve、CoinMENA、Bullish」が挙げられており、マーケットメーカーとしては「B2C2、Keyrock」が挙げられています。
RLUSDの具体的な活用範囲としては「24時間年中無休のグローバル決済、法定通貨との相互交換、現実世界資産(RWA)のトークン化」が挙げられているため、正式に発行開始されれば様々な場面でRLUSDを活用できるようになると期待されます。
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Souce:FOX Business報道
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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